オカリナの表現力、響きのキモは息質(裏息)にあり! [オカリナ雑感&How-to]

先日、某楽器店のオカリナ担当者よりお誘いをいただき・・・
「ミニ・オカリナ茶話会」に参加させていただきました。

気軽なオカリナ・オフ会ってヤツですね。

参加者は計7名・・・だったのですが~ 内訳は

・楽器店オカリナ担当者、(楽器店から+1名)→フルート経験者
・某オカリナメーカー:営業担当者
・某オカリナメーカー:専属オカリナ講師(フルート兼務)

・・・と、4名がよく知ってる身内?系・・・w

残りのお二人が、はじめてお会いする方でした。

かなり、ディープで忌憚の無いオカリナ談義が展開されましたが・・・

折角の機会なので・・・

この会で、簡単な「息質」実験をさせていただいたのです。

先日、笠間のカンターレさんを訪問した際に僕は全ての4Cを
真っ直ぐの構えで奇麗に響かすことが出来ました。

そこで、カンターレ「EX」4C、「44C」、森の音4Cを、
なーんの説明も加えず・・・

しっかりとした高音+響きが出せるか・・・全員に試していただいた
のです。

な・・・なーんと~

6名・全員がカンターレの高音をまともに出すことが出来ず、響かす
こともできませんでした。

やや特性が薄い、森の音さえも厳しかったのです。

「なんだこれ?」

「構造に問題があるんじゃない?」

・・・と、評される方もいて・・・「あ~あ・・」の心境

そりゃ、そうです。

全員、息を吹き込んじゃう奏法が身についてしまっているので
当たり前っていえば、当たり前の状況ですね。

とても残念(=問題)・・・なのは、その事実を全て「オカリナ側」の
問題、責任と片付けてしまってることなのです。

オカリナを「響かせる」ということ

響かせるための「息質(裏息)の大切さ」

そのことを理解・・・と言うよりも知らない方がいかに多いか

その現実を痛感しました。

オカリナは思われている以上に表現力のある楽器だと僕は確信しています。

複数管の先駆者である【大沢氏】が・・・各方面で

「オカリナは強弱がつかない=オン・オフの楽器で誰が吹いても同じ」

「オカリナは口の形を変えても音色変化などありえない」

・・・的な発言をされていますが

僕は真っ向から否定したいと思います!

大沢氏が最初に師事されたのはカンターレの平本さんです。

大沢氏の奏法(大沢氏理論の複数管)を拡大していくためには、「響きの
コンセプト」など、邪魔(今となっては)な存在でしかないのかも知れません。

オカリナ界は(まだまだ)全てが成熟していません。

業界、楽器、人も含め・・・

だからこそ「共生」が必要ですし、理解していくことが大切だと思っています。

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