過去記事から「気になるオカリナ」の傾向が見えてくる・・・? [オカリナ雑感&How-to]

過去の「オカリナ」レポート系の記事でアクセス数が多かった(1000PV以上)
タイトルを上位順にピックアップして見ました。

古い記事の方が「アクセス数」が多くて当然なのですが、この「Ocarina-Style」を
見て下さっている方々が「注目している、気になっている・・・」オカリナの傾向が
多少は解るのかな~・・・・と思い、あえて「新・旧」混在で並べてあります。

過去記事を読むと、今とは感じ方がカナリ異なっていたりすることが多々あり、
お恥ずかしい限りなのですが・・・それは、それとしてご容赦下さい・・・(_ _)


それでは、アクセス(PV)上位記事(オカリナ)から!



◆1
この1年で一番問い合わせが多かった「ソルジェンテ」オカリナ
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2011-12-26

◆2
久しぶりのピエタ・オカリナ 柔らかい音色が良いな~
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-07-29

◆3
清らかで柔らか 千葉稔さんのオカリナAC管
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2012-01-05

◆4
「Night by Noble プラスチック・オカリナ」使用レポート こりゃ、おすすめ!
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-05-02

◆5
ティアーモ・オカリナ 大沢選定モデル(AC)の特徴
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2011-08-19-2

◆6
亜音オカリナ SF、SG、SC管もすばらしい!
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2011-09-21

◆7
横浜で楽器店巡り 「POPOLO」オカリナを試す
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2011-07-24

◆8
最新・亜音「エル」が最強化 安定性に表現力が加わった!
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2012-03-23

◆9
infinity(インフィニティ)オカリナを試して...。
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2011-06-21  

◆10
カンターレ オカリナ探求中...じわじわと良さが解ってきたかも
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2011-11-13

◆11
現在の「ソルジェンテ」オカリナに想う・・・。
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-09-10

◆12
プリマ楽器 大沢オカリナシリーズから新作の単管が! ただただスバラシイ!
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-05-26

◆13
ソルジェンテの変貌ぶりに・・・ガッカリ
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-08-31

◆14
亜音(オーダー)AC管はやはり完璧だった...。
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2012-01-13

◆15
レトロと先進、そして芸術性との融合 「ヨシツカ」オカリナAC管
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-08-28

◆16
「亜音」オカリナに新作が! 期待大ですぅ~
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-04-07

◆17
「亜音スタンダード」オカリナの際だった安定感とその功罪
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2014-05-16

◆18
【全てを越えた】・・・オカリナ工房ヒロミチの新作AC管
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2014-05-25

◆19
工房「悠」オカリナ 筆舌に尽くしがたい哀愁感
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2011-12-24

◆20
Osawa Ocarina 「i」(AC管)シリーズとの衝撃的出会いと使用レポート
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-06-13

◆21
「天空のオリオン」を吹きたくなる「横須賀」オカリナ・SG管の清らかさと癒し
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-05-18

◆22
進化を期待したい...「瀬戸オカリナ」
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-05-16

◆23
九州からのワビサビ系オカリナ 「土心」AC管
http://ocarina-style.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08


なんとなーく・・・傾向が見えましたでしょうか~?

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「響き系」オカリナ AC管 <響き度>一覧  暫定版① [オカリナ雑感&How-to]

「響き系」オカリナ・・・・って、何なんだろう?

どのオカリナを選択したら、体感できるの?

そんな疑問にお答えするべく、僕が保有もしくは試奏したAC管に
限定して・・・

「響き度=裏息を入れた際の変化」の強弱が解るように並べてみました。

この並びは、決して<オカリナそのものの優劣ではありません>ので
そこのところは宜しくお願い致します。

あくまでも・・・「響き度」ですから!

では・・・


◆強い
--------------------------------------
・カンターレ EX

・ピエタ(旧)、谷オカリナ(廃番品:故人作)
・カンターレ GR

・ピエタ(新)
・カンターレ スタンダード
・カンターレ ダブル(複数管)
・瀬戸オカリナ


・庵
・無有
・ヒロミチ(新)

・オリオン(新)

△ソルジェンテ(「優」初期、最後期ロット・ノーマルブレス以下)

・森の音

-------------------------------------
◆弱い



以下は<セミ響き系>=完全な響き系では無いが、裏息を与えることに
よって安定感、音色の艶等が増す「AC管」

・亜音 エル
・亜音 コンサート

・ソルジェンテ

△インフィニティ(これに関しては、まだ判断しきれてません・・・)




これ以外に情報、加筆するべきオカリナがあったら、ぜひ!
教えてくださいませー m(__)m




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「響き系」オカリナ AC管の新作に期待! 初心者にもおすすめできる! [工房系オカリナ]

「響き系」オカリナ・ファン?としては・・・

鉄板のAC管「・・・・」

写真3.jpg

※ごめんなさーい・・・まだ、名前を明かせません・・・(_ _)

その新作「改良バージョン」が届きました。

「響き系」オカリナのAC管はカンターレを筆頭に存在は
してますが・・・

メイン管に据えるには、かなりの勇気(訓練)が必要です。

僕も実は・・・まだ、「響き系」AC管を堂々と「メインで
使ってま~す!」・・・と言い切れない (ToT)

まあ~、特性を完全に掌握し切って、コントロールするに
至ってない・・・ってことなんです。

まだ「息質トレーニング」マシンの域を脱してないというか

「響き系」オカリナで、特に低速の息を要求するAC管は
(今回、届いた新作)、味わい深い響きの変化をもたらして
してくれる半面、低音~高音までを安定して演奏(コントロール)
することが・・・・非常に難しい

高音も強い息を入れすぎると破綻しやすい傾向がありますし


さて、今回・・・名前を出せない「響き系」AC管ですが・・・

「カンターレ」を差し置いて・・・これなら「メイン管でいける!」
・・・なーんて、思えてしまったのです。(確信か・・・)

さて・・・

このAC管は工房「悠」と双璧をなす「哀愁感、素朴さ」を音色に
含む特性がありました。

完全に「和的」な丸~い、柔らかな響きですね。

ただ、5~6年程前までは・・・ケッコウ個体差があり、高音を奇麗に
響かすためには「裏息+構えの工夫=胸に近づける」が必須だったり

なかなか敷居の高いオカリナだったと思います。

しかし、ここ数年の流れの中で「哀愁感をやや薄めながら」・・・

今までになかった音色の「透明感」と演奏上の「安定感」が
増し加わってきたのです。

かなり前のブログにも書きましたが・・・「ソルジェンテ」系の
透明なクリアさと響きの豊潤さに近づいている感じがしました。

僕的に、この変化はチョー「ウエルカム」です。

今回の新作は・・・一言でいうと「とても扱いやすくなり、
レスポンスが飛躍的に向上」しました!

「響き系のAC管」は・・・なかなか初心者の方に薦めづらかった
のですが・・・

「裏息が完全にできあがってなくても」優しい息を安定して送り
出しさえすれば、低音~高音まで無理なく・・・「ごくフツー」に
演奏を楽しんでもらえると思います。

「響き系・AC管」の敷居をググッと下げてくれました~ (・・||||rパンパンッ

もちろん、「裏息」を駆使すれば・・・今まで通りのすばらしい
「響き」を発してくれますよ!

あと、ほんとうに息への反応がクイックで気持ちがいい~!

ビブラートや息質の変化に対するレスポンスのバランスが絶妙
「表現力」がさらに向上しています。

特に高音部(ミ、ファ)なんですが・・・立てた構えでも「クリア」に
掠れず出ちゃうんですね~

「響き系」オカリナの中では一番の安定感ではないでしょうか。

また、裏息を使うことを前提として・・・かなりのff表現、ボリューム
も出せちゃいます。(追従度が高くなっている。)

そんな、こともあり・・・裏息系初の「メイン」管もありか!
・・・って感じているとこなんです。

この「新作」は1~2ヶ月後に販売される予定なのでお楽しみに!
(※驚きの改造箇所が~・・・もう、ビ・ビ・ビックリ~ですよ!)

僕的には現時点でのチョー、おすすめの「響き系」オカリナです。
(コスパも高い! 14,000円だよー・・・旧作も併売されると思います~)


以下に音色のサンプル(いきなりなんで、クオリティーは・・(_ _)ゴメン )
を置いときました。

低域~中域での息圧変化&ビブラートへの反応確認・・・そして高音部は
かなりラフな強めの息を入れてます。→真っ直ぐな構えでも破綻しません。
(検証のため、かなり誇張した息を入れています・・・。)

そんなとこだけでも、感じていただけたら


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「響き系」オカリナ 「腹式+裏息」で癒やしと健康を・・・ [オカリナ雑感&How-to]

最近、手にしている(吹き込んでいる)時間が長いAC管は
この3本です。

写真9.jpg

上から「ピエタ」、「森の音」、「カンターレ EX」

いずれも「響き系」のオカリナですね。

特徴はそれぞれ、異なりますが・・・その「音色、響き」には
間違いなく「人を癒していく」強い力が備わっています。

気持ちが弱ってるとき、疲れているときに、この3本を手に
すると(吹くと)、ほんとうに心安らぐんすね。

ロングトーン一発で良いのです。

もう・・・それを聞くだけで癒されてしまう・・・

響き系のオカリナは、しっかりと腹圧を使い「低速の裏息」で、
アプローチしていくと、身体の中からジワーッと熱くなってきます。
(この感覚こそが裏息を使い切っている証し・・・。)

ゆったりとした曲を吹き終わった後は、額に汗するほど・・・。

裏息を使い切ったあとの疲労感は、身体の悪い気を絞り出して
しまったような「爽快さ」があります。

裏息系のオカリナを「響かす」奏法が慣習化できれば・・・

「心身共に健康になれる」という、オマケがついてくる?

かも・・・知れません。
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あえて問題提起・・・工房系オカリナの「息圧」対応 [オカリナ雑感&How-to]

先日のブログにも書かせていただいた「ソルジェンテ」の
「息圧別セミ・カスタムオーダー」はすばらしい、システム
だと僕は思っています。

現在の工房系オカリナの殆どが、製作者の「息圧」、「構え」
「演奏力」が基準になっているという状況に僕はあえて・・・
問題提起したいのです。

これは、どういうことかというと・・・

ユーザーに対して「私の(製作者の)オカリナ基準に合うなら
どうぞ・・・」

・・・ってこと(ユーザー視点ではない)なんです。

工房系オカリナとの「マッチング/相性」の最大の課題というか
問題は・・・

ユーザーの生まれ持っての「息圧、息量」に合うオカリナの
選択肢がめちゃくちゃ狭い、難しいってこと

特に問題なのが「弱息」の方

どんなに気に入った音色、響きを持つオカリナであっても、
大量の息、強い息圧を要求するオカリナでは吹きこなすことが
できません。

最近は量産メーカーも「強い息圧を要求」するモデルに「ノーマル
・ブレス」タイプを追加する等、ユーザーの息圧ニーズに対応して
いく傾向が見て取れます。

これは、当たり前といえば(マーケティング的に)当たり前のこと!

今は多様化の時代

ユーザーのニーズを汲み取れない商品、企業は淘汰されて当然
なのです。

これは、オカリナの世界も同じ事

「強めの息圧必須の工房オカリナ」・・・「弱息必須の工房オカリナ」

単一商品だけだと、選択できるユーザーは限られてしまいますよね。

僕が今後の工房に望むことは・・・

製作されているオカリナの息圧がどうなのか!・・・をしっかり分析して
いただき(案外、わかっていない・・・意識していない製作者が多い)

「強息圧が基準」オカリナであれば→弱息用

「強息圧が基準」オカリナであれば→「ノーマル息用」・・・のような

最低2ラインは用意されるべきではないかと思います。

そうでなければ、受注時にある程度、息圧対応ができること

特に「強い息を必要」とするオカリナ(工房)は、女性層やシニア
以上の層を掴むことができません。

要するに・・・「売れない」ということです。

オカリナ工房もかなりの数が乱立してきました。

なぜ、「うちのオカリナが(市場、ユーザに)受け入れられないのか?」

悩まれている製作者も多いのではないでしょうか?

その際に、「ユーザーは何を求めているのか?」をじっくり考えて
ほしいのです。

自分本位の「基準、常識」を1度ぶちこわしていただきたいなと

ただ、市場/ユーザーに迎合しすぎても「オリジナリティ」を失って
しまう可能性があるので・・・

どうか、そのあたりのバランスを考えて「息圧別」の製品を供給
していただきたいなー・・・・と願っています。


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僕のマニアック的 オカリナ購入ポリシー [オカリナ雑感&How-to]

このブログはなるべく「ニュートラル」なスタイルでいきたい!

・・・と、常々僕は思っています。

しかし、個人的に思い入れのあるオカリナがあったり・・・

興味を全く失ってしまって(理由は様々)縁遠くなってしまった
オカリナが数多くあることも事実です。

この工房(オカリナ)は・・・この先もっと進化していく!

もっと、世に認知されるべきだ!

そのように確信できたら・・・現状のオカリナが不完全であろうが、
僕は必ず「購入」することにしています。

オークションなどではなく、工房・直か楽器店の正規ルートで「購入」
していくことが僕のポリシー!

そうしないと・・・

僕の中では「工房と気兼ねなくコミュニケーションできる関係性を
築けない」から

なので・・・

ユーザーの声がどのように反映され、どのように進化しているか・・・etc
継続的に見ていきたいこともあり・・・

工房から同じAC管を何年かおきに(新バージョンが出るたびに)、購入したり
もするんですね。

また、初期~過去の作品・・・構造的変遷等を分析するために・・・
10年以上前の個体をオークション等で入手することも多々あります。

まあ、マニアック・・・オカリナ道楽ってのは自分でも解っています。

チョー微力ですが、製作者をリスペクトしつつも、あくまでユーザー
目線での本音ブログでありたいと思ってます。

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'クリア系'オカリナの二大巨頭 「ソルジェンテ」と「カンターレ」比較再考① [工房系オカリナ]

「清らかでクリア」な音色のAC管・・・と言えば

この「ソルジェンテ」と「カンターレ」が二大巨頭ですね!

DSCN3946.JPG

大きな括りでは「クリア」系なのですが、この2つは音色と
響きの質、それを引き出すための「息の使い方」共に、
ケッコー・・・異なっていたりするのです。

厳密に言うと、「ソルジェンテ」は裏息による響きの変化は
極めて小さいのですが・・・

息を入れた瞬間から管内を空気がグルグル巡る感覚が指先に
伝わり、「豊潤な響き」がパーッと拡散していきます。

また、その響きの質は西洋的で・・・

全く雑味の無いソフィスティケイトされた「透明感」が空気中を
突き抜けていく感じ・・・。

他の追随を許さない「透明感」+「豊潤さ」こそが「ソルジェンテ」の
「ソルジェンテ=湧き水・・・の意味」たる所以でしょう。


同じクリアな響きであっても、単純に吹くと(表息で)「カンターレ」の
方は「やや薄口で和テイスト(素朴さ)」な感じがします。

しかし「カンターレ」は【裏息の質、使い方】によって、薄口の
響きを濃い口(豊潤な)近くまで拡げることができる奥深さを
備えているんですね。

つまり、演奏者の「表現できる余地がかなり広い」ということです!
(コントロールするにはそれなりの訓練が必要です!)

カンターレを響かせる(特に高音部)ためにはお約束の「裏息」が
必須となりますので、今まで「吹き込む息」でアプローチされていた
方はかなりの意識改革が必要になると思われます。


僕は冒頭で「ソルジェンテ」を「変化が極めて少ない・・・」と表現は
しました。

このこと・・・イコール:「亜音」のようなオートマティック・安定型を
意味しているわけではありません。

「ソルジェンテ」はある意味カンターレ以上に息質の変化にシビア
でして・・・

不安定な息や中途半端なビブラートの拙さを見事なまでに誇張して
しまう(恐ろしい~)特性を持っているのです。
(特性を逆手に取れば、繊細な感情表現が可能に・・・。)

丁寧かつ、やわらか~い安定した息を供給し続けないと・・・

ソルジェンテの特徴ある音色を演奏に活かしきることができません。

そういった意味では「難解」な部分を大いに持ち合わせているAC管
ではあります。

この2つはどちらが「優れている」とかではなく、ユーザーが最終的に
そのオカリナに何を求めるかで、選択していただきたいな~・・・と
思っています。

ところで・・・

ソルジェンテは「優」というカテゴリー(アケタ「R」のような・・・)を廃番に
してしまいましたが、オーダー時に好みの「息圧」を指定できる「セミ・
カスタムオーダー」システムを取り入れたことにより・・・

ユーザーフレンドリーなサービスを提供する工房としてのイメージと
地位を確立していった(人気になった)ように思います。

バリエーション一本化後のAC:最終価格は31,500円だったでしょうか。

カンターレの方はオーソドックスな「スタンダード:4C」が17,500円と
お安い設定になってますが・・・

ソルジェントとの比較価格帯となると「EXシリーズ:4C」の35,000円、
こちらは弱息向きで響き重視
(このEXは音色の透明感がシリーズ中、1番だと思います。)

息圧が強い方にも対応できる「GR」シリーズとなると・・・いきなり
10万円超えの世界

弱息~超強息まで、同価格で対応、オーダーできる工房は
「ソルジェンテ」と「ヒロミチ」ぐらいではないでしょうか。
(貴重です!)


「クリア(透明度の高い)な音色をベースに、表現したい・・・」

そのようなAC管を希望される方は、使いこなし、入手方法等々、
決して簡単ではありませんが・・・両オカリナをぜひ、試されて
みて下さい!

DSCN3947.JPG

「オカリナ観」が変わるであろう、出会いとなってくれるはずです。

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「ソルジェンテ」オカリナの音色を偲ぶと・・・もう、居ても立っても [工房系オカリナ]

僕がオカリナに興味を持ち、変遷する中で・・・・

最初に衝撃を受けたオカリナが「ソルジェンテ」でした。

アケタ的な音色と響き、製品クオリティがオカリナの標準
だと思っていましたので・・・

「ソルジェンテ」を手にしたときの「質感のすばらしさ」

一吹きして、その「クリアで豊潤な響き」に衝撃を覚え・・・
思わず涙しそうになっちゃいました。(大袈裟か)

音色に対して「清らかでクリア」って言い切れるオカリナに
初めて出会えた感動は今でも忘れません。

それ以来、「ソルジェンテ」ファンとなり、長らくメイン管
として愛用してきたのですが・・・

一時、パワー奏法を指向してしまったこともあり

数年前に全ての管を手放してしまったのです。
(とても後悔してます・・・(T_T)。)

僕はそもそも「裏息/表息」だからではなく、音色と響き
そのものが自分の感性にフィットしているかが全て・・・。

そういった意味では、出会った時から「ソルジェンテ」の
音色に対する愛しさは変わりようがありません。

「理由あって」・・・あの音色をもう一度、心に刻み込みたくなり

もう~、居ても立ってもいられな状態

入手できる可能性のある関東域のお店全てに足を運びは
したものの

予想通り・・・今更、残ってるはずがありません。

最後の砦である某関西楽器店に電話し・・・祈る気持ちで新品の
在庫をくまなく探してもらったところ

AC×2、SF、SG、PCの最終ロットが奇跡的に出てきて
しまったのです。(関西の某楽器店様・・・感謝です。)

写真1.jpg

もう、2度とこんなチャンスは訪れない!

ここは、また・・・清水の舞台から飛び降りるしかない (+_+)
(何度、飛び降りれば気が済むのか・・・w)

全て頂戴することに決定!=永遠のオカリナボンビー確定!

・・・し、しかし~

ソルジェンテさんには申し訳ないのですが、「優」シリーズが
終了する間際ごろからの、クオリティー低下があまりに酷く

特にAC管はまともに高音が出ない個体が平気で店頭に並べ
られていた時期もあったので・・・

今回の試奏無し購入にはめちゃくちゃリスクを感じていた
のです。

楽器店担当者の目利きと試奏を信じての、エイヤー・・・
一発勝負!

手元にやってきた全ての管を、期待と不安が入り交じる
ドキドキ感の中で試奏・・・スルト

これまた奇跡!

今まで何本かの「ソルジェンテ」を実際に入手、試奏してきた
中でも、秀逸の出来映え!

音色、響き的に文句の付けようが無いスバラシイ個体のオン
パレード!

最終ロットであろう、シリアルナンバーを眺めながら・・・

写真2.jpg

あの時の感動をもう一度味わっています。

入手した「ソルジェンテ」は今のところ、メインで使っていく
予定はありません。(コレクターでもありません・・・。)

しかし、このソルジェンテだけは「大切な思い出と共に」2度と
手放すこと無く・・・

この先ず~っと持ち続け、時代を偲んでいきたいと思っています。

復活の日を祈りながら・・・。
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オカリナ界の現状・・・オカリナフェアと大沢氏の先にあるもの その② [オカリナ雑感&How-to]

東阪名の大型楽器店、地方のヤマハ系楽器店を中心に、近年・・・
「オカリナ・フェア」が積極的に開催されるようになってきました。

喜ばしいことではあるのですが・・・

反面、危惧することも多々あるのです。

最近のフェア傾向としては・・・展示即売会はもちろんのこと

・「オカリナコンサート」+「演奏家によるオカリナ選定相談会」

・「複数管」のレッスン、セミナー

まあ・・・こんな、感じでしょうか

「オカリナ・フェア」の目玉的ゲストとしての「大沢氏」の需要
というか、ニーズは相変わらずかなりあるようでして

大沢氏の複数管コンサート+複数管レッスン会という組合わせが
ここのところ定番化しつつあります。

楽器店的には、「集客できる」、「売上げが立つ」数少ない演奏家と
して「大沢氏」は貴重な存在なんですね。

ちょいっと話しは変わりますが・・・

僕が懇意にさせていただいている楽器店、数店に「複数管」の
売上げの伸びを定期的に確認してるのですが・・・

「既にピークは過ぎて、あまり売れなくなってきている・・・」
ってのが現状のようです。

大沢氏のインパクトで高額の複数管がかなり売れた時期はあったの
ですが・・・

お金がそこそこ自由になる・・・所謂「シニア」大沢氏信者さんに
一通りモノが行き渡ってしまった・・・感があるのでしょう。

10万超えの複数管を購入する(できる)層なんて、限られて
いますので・・・

今後はかなり、強引な戦略でいかない限り、これ以上パイを
増やすことは容易ではありません。

さて・・・

大沢氏ブランドの複数管は「フォーカリンク」がベースですが、
現地での同タイプ・メーカー品と比べると、3~4倍の価格差が
あるわけです。

「日本人のために新たに研究開発・・・云々」とは唱ってますが・・・

まぁ~、今までの「オカリナ」とは比べものにならない「マージン」が
ドカーンとのっかている事は想像に難くないですよね。

売れば売るほど「美味しい」商品ってヤツです。

「高額なオカリナは全く売れない」という市場常識を、ある意味覆し、
オカリナのイメージを「良くも悪くも」変えていった大沢氏は・・・

オカリナ業界、特に販売サイド(販売代理店、楽器店)にとって、
ファン以上に「カリスマ」的存在なのかもしれません。

オカリナの歴史で・・・「人がブランド」となって先行し、高額品が
売れていくというケースは無かったのではないでしょうか。

この変化に「うまみを覚えて」しまった業界は・・・

低迷期が長かった故に「大沢氏」に【おんぶに抱っこ】状態になって
しまう、危険性を大いにはらんでいるのです。

本人よりも業界が大沢氏を担ぎ上げているのかもしれません。

業界自体が「モノさえ売れれば・・・多少は○○でも目をつぶる」的な
状況になってしまうと・・・

オカリナ界は再び先の見えない「トンネル」に入ってしまうことでしょう。
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オカリナ界の現状・・・なんとかせにゃ~ その① [オカリナ雑感&How-to]

私が知っている限り・・・・

メーカー、楽器店等が運営している「オカリナ教室」は圧倒的にフルート奏者が兼務
しているパターンが多いです。

その背景は・・・

メーカーや楽器店の専属講師(職)は音大出身者の「最終受け皿」的な位置にあり、
教室の運営事情にどうしても縛られてしまう・・・。

効率的に「コマ数」を増やすために・・・管楽器奏者がオカリナ教室を兼務することは
ご時世的に必然なのでしょう。

ただ、お家事情で「仕方なく、興味もないのに、収入アップのために・・・」

今までオカリナをまともに吹いたこともない方が、「オカリナ講師」に仕立て上げられる
パターンが・・・なーんと多いことか (-ω-)

たとえ「お家事情」であろうとも、「講師として、プロとして」オカリナという楽器にしっかり
対峙、探求していただければNO問題・・・仕事ですから
(ご自分の主楽器と同じように楽器特性を把握し、情熱を持って指導していただければ
よいのです!)

しかし・・・

メソッドなんかも全てが、他楽器のありものスタイルを応用しただけのサビシ~イ、
レベルが殆ど

そもそも講師がオカリナに「思い入れが無い、楽器として認めていない」

そんな教室に通ってしまったら・・・メチャ不幸です。

真摯に日々オカリナと向き合い、向上心を失わず活動されている他楽器から
の転向(兼任)演奏家、講師は間違いなくいらっしゃいます。

しかし、オカリナ界ってのは・・・他楽器から安易に思惑だけで転向し・・・

難曲、「早いパッセージ」をバーンと披露してしまえば

「にわか」・・・すごーいテクニックの「プロ奏者」と認知されてしまう

もてはやされると・・もう「慢心ing・クイーン・・・w」一直線ですから

現在のオカリナ界は・・・言葉は悪いのですが、このままでは

中途半端な管楽器奏者の逃げ道というか、「草刈り場」になりかねない!

関わる方々の「意識」をもっと高めないと・・・




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