「オカリナ・AC管の高音部を真っ直ぐな構えでも出せる?」裏技(奏法)を発見! [オカリナ雑感&How-to]

オカリナのAC管は・・・真っ直ぐな構えのままでは高音部のミ、ファが
出しづらく・・・クリアではない(風切り音が多すぎ)個体傾向が強い。

カンターレ系のようなセンシティブな息を要求するオカリナ郡は
真っ直ぐな構えで不用意な息を入れてしまうと高音部はたちまち
破綻しちゃう。

AC管につきまとう課題(製作者、演奏者にとっても)でもある。

ある程度の熟練者であれば、高音部の演奏時に「胸に近づけたり」、
「左脇に抱え込む」とかの姿勢をとれば、この課題はそれなりに
クリアできるのだけど・・・

基本的には「真っ直ぐな構え」で演奏したいものですよね~
(指使いも無理しなくて良いし・・・また、見栄えも良い・・w)

どうして、高音部は胸に抱えるようにしないとクリアに出ないのか・・・
という、理論的なことは

まず、置いといて~

じゃー、そんな構えをしないで済む「別の方法」が無いものか?

僕的にいろいろ探求してみたところ・・・

それが、偶然! 見つかったのです!

さ~て、その奏法なのですが・・・

正直、全ての方におすすめはできません。

かなーり、特殊ですので

その前に・・・

まず、この楽器・・・ご存じでしょうか?

EWI1000.jpg

「AKAI EWI1000」という、ウインド・シンセサイザー

所謂、電子サックス・・・ですね。

僕はずーっとフュージョン系のバンド遊びしてたので、この楽器との付き合いが
長いのです。(フュージョンバンドのT-スクエアなんかが有名でしょうか・・・。)

この「EWI1000」は初代の機種でして、まだ色んな面で電子管楽器
として中途半端かつ不安定な面がありました。

その一番致命的な欠点が・・・「息が抜けない」こと・・・w

管楽器なのに息が抜けない・・・って、想像つきますか?

ビール瓶を咥えて、吹いているようなもんです。

じゃー、どうやって演奏するのか~

唇の両端に微妙なスキマを開けて、そこから息を逃がしながら
演奏するという、奇妙~な・・・必殺技が必要だったのです。

そうです!

この奏法が・・・偶然、オカリナに応用できちゃうのです。

「めちゃ、クリア」になる奏法ではありませんし、そこそこ訓練が必要です。
(胸に抱え込んだほうが数段高音部はクリアに出せます。)

あまり、リアルにオカリナでの奏法詳細を書いちゃうとアレなので・・・

ヒントということで~

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

えーい、やっぱし・・・せっかくなのでちょっと詳しく書いちゃいますー

まず、吹き口をかなり浅めに咥え

唇を左右にニッと広げながらも、息圧は中心にかけ(細く優しい息)
同時に両端から、息を漏らす>・・・唇のカタチはフルートのアンブシュアに近いかな~

※両端から漏らす息と、中に入れる息量のバランスを調整してみて下さい!

ケッコウ難しいかも~+よだれ注意報

お暇なときに試してみて下さい!

P.S
大切な事を言い忘れてました。
ここでの「息質」は所謂、吹き込むような冷たい「表息」ではありません。
腹圧を使い、のど元から暖かい息を優しく送り出す「裏息」が必須です。
その息で、今回の奏法を試されてくださーい!

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