「亜音スタンダード」オカリナの際だった安定感とその功罪 [オカリナ雑感&How-to]

【安定感】・・・と言えば「亜音(あのん)」オカリナの名前が直ぐに浮かびます。

特に、「亜音」スタンダードの総合性能、安定感は突出していますね。

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国内ではやはり、最強でしょうか・・・。

オカリナは演奏者が最終的に音色、響き、音程をコントロールする(しなくては
ならない)楽器です。

吹けば音は出ますが、つきつめると「楽器任せ」に出来る部分が極めて少ない
ことが解るんですね。

初心者と熟練者が同じオカリナで紡ぎ出す「一音」は・・・響き、表情共に全く
異なるわけでして・・・

しかし、亜音スタンダードは極論、息質が不安定な初心者でもそこそこの
音色で演奏出来ちゃいますし、ネックである高音部も意識せずともクリアに
出せてしまいます。(AC管)

まさに、「亜音」マジック!

難しいことを考えずに(オカリナの障壁を感じること無く)楽しみながら
基本テクニックを習得・・・演奏を愉しむ!

入門者にとって亜音スタンダードの選択は間違いなく「ベター」でしょう。

じゃ~・・・なぜ、「ベスト」ではなく「ベター」なのか

どこかで気づくかもしれませんが、演奏者の「表現力」は本人のそれでは無く・・・

「亜音」が持つドーピング的な性能に寄るところが大きいからなのです。

この性能を解って「ライブ演奏」とかで活かす手もあります。

しかし、入門期に亜音スタンダードを手にした方は、そこそこ演奏勘が掴めた
段階で、僕は・・・<卒業>・・・していただきたいと思ってます。

亜音の音色が好みなら、上級モデルの「コンサート」、「エル」を選択するのも
良いでしょう。

この2ラインはスタンダートと違い、所謂「唄える」オカリナです。

演奏者の色が出せる余地が十分にあるということ=(自分で造り上げる必要が
あるということです。)

AT車からマニュアル車へと早い段階で切り替えてほしいなと・・・。

オカリナの機種性能に依存すること無く、自分の感性を如何なるオカリナへも
表現できるタイミングが必ずや来るはずです。

再び「亜音」スタンダードを手にしたとき、あらためて「このオカリナ」の価値を
知ることができるんじゃないかな~。

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