工房のオカリナを味わおう! その1 [オカリナ雑感&How-to]

工房のオカリナを入手し、味わう際の注意点は多々あるのですが・・・

今日は、やや究極的な話しをしたいと思います。

ある程度、オカリナに習熟してくると・・・工房系の拘り、
そのオカリナ「らしさ」を引き出す音色、響きを表現できる
ようになってきます。

オカリナ入門期の頃は、工房(に限らず)のオカリナに対し、
安定しているとか、高音が出しやすいとか・・・

そんな、ところで判断してしまいがち

「○」「×」で片付けてしまいのではなく・・・とんがった部分を個性として
味わうことができるようになると

格段に楽しみの巾が拡がってくるのです。

じゃあ、工房(オカリナ)の「らしさ」を掴むための最善の
方法ってなんでしょう?

それは・・・

製作者の演奏(手法)と、音色を見聞きすること! 
(生もしくは動画等で)

「製作者」です!

それを使いこなす、プロ演奏家ではありません。

工房のオカリナというのは特に作者の息量や、息質、演奏スタイル
(加えて「思想」)に大きく影響されており、個体そのものが
作者そのものを体現していると僕は思っています。

たとえば・・・

制作者が女性の場合は息量は少なく、優しく円やか・・・
オカリナそのものも小ぶりで、トーンホール間隔も狭い
強い息を入れると、音程が不安定になり響きと円やかさが
消えてしまう・・・

高齢で軽く口笛を吹くような息を入れて演奏する作者は、低音から
高音まで微弱息で一定の息量・・・高音時に息圧を上げてしまうと
掠れて出ない

これらの背景を知っているかで、実はそのオカリナの扱い方
というか、特性をかなり絞り込むことができるのです。

極論ですが、作者と同じ演奏スタイル(息量、息質、構え等)に近づける
ことで、そのオカリナの思想が必ずや見えてくると思います!

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オカリナの世界 雑感・その1 [オカリナ雑感&How-to]

仲間とオカリナを評するときには「響き系」、「裏息」etc なんていう、特殊な言葉が
頻繁に飛び交うのですが

ふつーにオカリナを楽しまれている方にとっては「いったい、なんのこっちゃ?」・・・
でしょう

まー、マニアックな世界

オカリナにずっぽし嵌ってしまうと・・・構造による音色の変化~求められる息質~
製作者の思想etcみたいなところまで、探求したくなっちゃうものです。

でも、突っ込みすぎると・・・狭い世界なので各方面との関係性が
やたらややこしくなってきたり

なんでもそうですが、「純粋に愉しむ」のが一番!

ところで、オカリナ業界(・・・って言い方が良いのか?)が、
なんでややこしいかって言うと

理由の1つとして「分裂」の歴史があるから・・・

代表的(歴史的な?)な流れの1つとして

アケタから・・・火山氏が飛び出し

火山氏の3弟子(N氏、M氏、T氏「故人」)は、また、そこから分裂していった・・・

この手の職人の世界で(徒弟制度的な)師匠と良好な関係性を保って
独立していったパターンは残念だけどあんまり聞いたことがない

そして、多くは遺恨を残している・・・

そんなDNAを受け継いでいる工房やメーカー系の独特な系列があり、そこに紐付く
演奏家(プロ)や、教室~アマチュア集団(サークル)、熱烈個人ユーザーが存在する。

タテの関係がめちゃ濃ゆいのと、派によっては宗教的な香りも・・・

自分たちが心酔している演奏家や、製作者、そしてそのオカリナが批判されよう
ものなら・・・もうタイヘン

チクリの応酬合戦となる

残念なのは、多くの工房やメーカーが古い体質を引きずっていて、とても閉鎖的、
かつ排他的

オカリナが今一つ普及していかないのは、工房、演奏家、教室しかり・・・非常に
狭いところで(囲い込み)、完結させてしまっていること

自分達(・・・が1番、プライド高)だけ主義

ノウハウを共有し、切磋琢磨しあう・・・そのような協調&発展力がこの業界には
未だ育まれていない・・・カモ

これから、オカリナを深められていく方は、可能であれば1つに凝り固まらず、幅広く
(オカリナの選択、教室、仲間との親交)経験していってほしいと願っています。

オカリナの良点(特徴)を味わい、皆で共有できれば、その世界はより深く、より
拡がっていくと思いますので
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オカリナ・スタイルもそろそろ・・・ [オカリナ雑感&How-to]

ブログですので・・・

そもそも「コッソリ」なんてことはできないのですが

仲間(オカ友)同士の連絡板的な目的でこの「オカリナ・スタイル」は
ゆる~く&シラッと始めたつもりです。

マメに更新しているわけでは無いのにも関わらず・・・・

今では、月間・・・2万6000~2万9000アクセスぐらいをいただく
ようになってしまいました。

ありがたくも、なーんか複雑な心境

オカリナの世界は狭いので・・・

自分が思っている以上に、そして自分の知らないところで、ここでの
コメントが影響を与えてしまっていることも・・・タタアリ・・・(_ _)

オカリナに対する質問とは別の次元で・・・

各方面から、色んな要望が飛び込んで来てしまう、今日この頃~

それでも、オカリナを愛している方々、(潜在ファンも)目線で、
なるべくニュートラルな(自分の好みや他者との関係性に偏らず)
情報を発信していきたいとは思っていますが・・・

悩むとこです・・・。
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「良品」オカリナに出会うコツって? [オカリナ雑感&How-to]

オカリナは個体差のある楽器ですので、そもそも論として
「試奏」ナシでの購入はリスクがつきまといます。

店頭品を含め、その中でも「アタリ、良品」を選択するコツ
・・・っていうか、なんてこともない方法なんですけど・・・

まずは、メーカー系(アケタ、ナイト、ティアーモ、ポポロなど)
の店頭商品で良品に出会うコツですが・・・

①として・・・楽器店が開催する「オカリナ・フェア」で購入すること

フェアでは各メーカーが良品を選別して持ってくるので大ハズレな
個体はまずありません。

イベントでメーカーのイメージを損ないたくないのと、売上げを
上げないと楽器店に対して申し訳が立たない=選りすぐった品を
集め、期間中に結果(売上げ)出したい・・・

そんな商売心理が働いているからです。

売上げが上がらないと、次年度イベントが開催されない可能性が
あるので、メーカー的に手を抜くことが出来ないのです。

ですので、「オカリナ・フェア」での購入はゼッタイおすすめです。

②は・・・できるだけ、大都市の一番店(有名店)で買うこと

地方の小さな楽器店や、通販専業店に卸されている品は残念なこと
ですが・・・

大きな楽器店に並べられる個体とクオリティが明らかに異なります。
(タブーかも・・・)

これは、現実なんです・・・。

付き合いが長く、しっかり売ってくれるお店に対して「良品を卸す」のは
メーカーとして当たり前のことですから

ですので、地方の方は時間をかけてでも都心部の一番店へ出向き、購入を
検討されてください。

特に気を付けてほしいのが通販専業の楽器店・・・ヤフオク系とか

この手は格安がウリなのですが、楽器店からはじかれた、不良品ギリギリ
の個体を安く仕入れている可能性がメチャ高いんです。

さて、次に工房系ですが・・・

お目当ての工房と付き合いの長い知人、オカ友さんから紹介されるかたちで、
購入すること

付き合いの長い、お世話になっているお客さんに「恥をかかせられない」・・・
心理が働くので必然的に「ベストな個体」となるわけです。

工房によっては一見様にメチャ「冷たい」とこもあるので、紹介での購入は
ゼッタイ有利です。

あと、工房系は・・・安心できる「通販ショップ」で買うこと

僕的に唯一安心できるお店は「テレマン楽器」さんかな~

すべての個体を検品チェックして、ダメな個体は工房に返品、要望もしっかり
伝えているお店はここくらいなものです。

地方にお住まいの方は、オカリナ選びに苦労されるかと思いますが、心揺さぶる
個体に出会えることを願っています。

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変遷の末・・・「哀愁感」オカリナに帰結 [オカリナ雑感&How-to]

睡眠不足と長距離移動に伴う疲れ?もあってか、昨日から
喉痛+発熱してしまいました。

今朝、日曜診療してくれる病院を探し、朝一で駆け込んだら
既に患者さんが大行列状態・・・

東京は大雪の影響もあり病院に行けなかった人がドーッと押しかけ
たのかな~

待ち時間も含めて・・・2時間ぐらいかかっちゃいました。

実は今日、生まれて初めてインフルエンザの検査をしたんだよね。

耳垢取りみたいな棒状のモノを鼻の奥まで(目の近く)を突っ込まれた~

これが・・・めちゃ痛い・・・辛い!

この季節、インフルエンザの検査で子供が泣いてるシーンをニュースで
よく見かけるけど、その理由が初めてわかりました~

結果はセーフだったけど、2度とこの検査はしたくない!

さて、やっとオカリナの話しなんですが・・・

僕は新年から工房「悠」の特別仕様AC管をメインに据えました。

色んなオカリナを変遷してきましたが、僕が音色に求める最大の要素は

「哀愁感」

っていうことで、帰結しちゃいました。

一時、西洋的な「清らか&クリア」さに魅力を感じていた時期もありましたが

今は「和的」な、やや雑味を含む哀愁サウンドに心癒されてしまうのです。

そうなると・・・今回の「悠」や、「土心」、旧マエストロ(今回入手した復刻
マキシマール)なんかが、僕の求める要素を持っていることになります。

いずれも、一癖あったり、難解なオカリナであることは間違いないのですが

ここには、代えがたい「ジャパニーズ哀愁感」が存在するのです。

高音時のテクニックとか、操作性が云々なんて、僕的にもうどうでもいい

その個体にしか出せない癒やしの響きさえ在ればいいや・・・。
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長野からの癒し系オカリナ 工房「YOKO」のAC管 [工房系オカリナ]

長野県にある、オカリナ工房「YOKO」のAC管を入手致しました。

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見た感じの通り、素朴で柔らかな音色が良い感じ・・・
(初期の「森の音」オカリナの音色や吹奏感にやや似てる?)

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なんか、じわーっと優しさが滲み出てくる感じが好きだな~

写真3.jpg

あと、とても軽い! 

そして、4,000円とめちゃリーズナブル

今回、いただいたAC管は中低音の響きとピッチはスバラシイです。

ただ、注意点は・・・

完全に「カンターレ」系の息を要求されますので「吹き込む」ことは御法度

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高音部の「ミ、ファ」をクリアに出すにはオカリナをしっかり胸に抱えこんでの
温かく優しい息が必須となります。

とにかく・・・

これからの工房ですので今後の進化に大いに期待しちゃいましょう。

長野、日本を代表する「癒し系」オカリナに、いつの日かなってほしーな

◆iPhoneでの録音ですが、サンプル音をアップしときました。


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アケタの全てが凝縮されていた・・・復刻「マキシマール」AC管に感動! [メーカー系オカリナ]

関西に戻ってきましたぁ~

横浜でのオカリナフェアで一番気になっていたオカリナは
「明田川カズさん・記念モデル」だったよな~

「悠」をメイン管に据えますが、最近は原点回帰?してまして
「アケタ」には頻繁に戻ります。

今日、僕がめちゃお世話になっているJEUGIA・本店のオカリナ
売場に足を運んだのですが・・・

新作のアケタ「マキシマール」(名機の復刻版)が複数あって、
も~ビックリ

受注生産品なんで、まともに試奏できる機会がなかったんだよね~

見た感じは、RS-5C(ソネット)まんまなんで・・・殆ど
期待してなかったんだけど

一吹きした瞬間に・・・ガーン・・・・参ってしまいました。

アケタの「全てが凝縮」されてる~

中低音のなんとも言えない味わい深い響き・・・管内を
空気がグルグル回っている様が掌と唇に伝わってくる。

こりゃ癒される・・・。

少ない息で無理なく、かつクリアに高音を奏でてくれるぞ~

今まで旧マエストロ~現行アケタ・・・かなりの数を保有、
試奏してきたけど

もう~・・・今回の「マキシマール」が最高の響きと音色

飛び抜けてる・・・。

久しぶりに「アケタ」で感動してしまったぁ。(スミマセン)

この縁は逃したくないので、思い切って確保しちゃった。

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見た目はとにかくシンプル・・・紡ぎ出される音色は極上!

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なんと明田川さんの「証明書」付き・・・マニア心をくすぐりますね~

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この「マキシマール」は僕のチョー「お宝」になりました。

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もぅ、1本ほしい~


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入門用AC管オカリナ <ベストバイ4本> 最新版 [オカリナ雑感&How-to]

最新の入門用オカリナ(陶器製) 「ベストバイ」4本を撰んでみました。

え~・・・条件は以下の通りです。

◆性能が安定していること(造り込み、音程など)
◆個体差が少ないこと
◆息量は少なめ~中程度で十分に音程が合うこと
◆難しい息質を要求しないこと
◆特殊なテクニック無しで高音の「ミ、ファ」がクリアに出ること
◆お値段は1万円台(コストパフォーマンスが高い)
◆購入しやすい「店舗や通販で待たずに買える」こと
※1ヶ月以上待たされる工房やメーカーは外しています。

今回は特に「安定性」、「高音の出しやすさ」、「コスパ」を
重視してのベストバイです。音色や響きに関しては、個人によって
感じ方が全く異なるので条件には加えていません。

まずは・・・・

◆「亜音」スタンダード AC管:15,000円
(のんぼうのオカリナ工房=山本氏作)

anon.JPG

★安定度:SA
★高音の出しやすさ:SA
★個体差の無さ:SA
★購入のし易さ:B 

全ての安定性とコスパでこの亜音を越えるオカリナは未だに
出てきません。「大沢i」も総合力で拮抗していますが、入門用
としてはお値段が張りすぎます。音色に関しては「籠もりがち」
という評価もありますが、感じ方は人それぞれですので、欠点
の無い「超安定」オカリナの筆頭と言えるでしょう。


◆サウザンリーブス AC管:13,000円
(千葉 稔氏作)

m_c-1-3cd41.JPG

★安定度:A
★高音の出しやすさ:A
★個体差の無さ:A
★購入のし易さ:B 

知名度はまだまだかもしれませんが、とにかく安定感
とコスパ、造り込みともに抜群のおすすめAC管です。
今回は音色を条件に含みませんでしたが、「柔らかく
クリアな音色で高音まで<奇麗に>鳴らし切ってくれる」
オカリナはとても貴重です。


◆「アケタ」RS-5C(ソネット):13,650円
 (販売代理店:プリマ楽器)

a.JPG

★安定度:A
★高音の出しやすさ:B(最新機種は「A」)
★個体差の無さ:B(最新機種は「A」)
★購入のし易さ:SA 

入手のし易さですと間違いなく「コレ!」です。リニューアル
された最新の「R」シリーズは安定感がより増しており、
ほんとうにおすすめのAC管となりました。
ただ、今回の機種の中では・・・一番個体差がありますので
試奏はぜひ、されてくださいね。


◆POPOLO「漆調」AC管:10,500円
(販売代理店:LOBO、谷口工房=谷口氏作)

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★安定度:A
★高音の出しやすさ:B
★個体差の無さ:A
★購入のし易さ:A 

このAC管は唯一、保有したことがないのですが、かなりの本数を
試奏した結果・・・あらためて「バランスのとれた」良いオカリナ
であることを実感しました。安定感もありますし、音色も柔らかく
なんといってもコストパフォーマンスが抜群です!
上のクラスの「黒陶」も評価は高く、今回の値段条件内ではあるの
ですが、手に湿り気があると「指が張り付いて」しまい、運指に
影響が出てしまうネックがあるので・・・今回はコスパでこちらを
推薦させていただきました。ポポロのオカリナは大きめの楽器店に
置かれるようになってきたので、入手はしやすくなっていると
思いますので、ぜひ試されてください!

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ちょこっと「オカリナフェア」へ・・・雑感 [オカリナ雑感&How-to]

治療の関係で、東京に戻ってきています。

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自宅(世田谷区)からですが・・・すごい雪ですね~

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今日、横浜でオカリナフェアがあったので、ちょこっとだけ
顔を出してきました。

関東圏では、大きめのフェアですので各メーカーのオカリナが
勢揃いします。(~20%引きで購入できます!)

150本ぐらいは並べられてたかな~

大雪の影響もあり、お客さんは僕、一人(一時間半ほど)

もう、吹き放題~

顔なじみの担当者の方々とご挨拶&情報交換・・・

今日はAC管を中心に30本ほど試奏させていただきました。

目新しいことはありませんでしたが・・・

リニューアルされた(値上げもしてます)アケタは全般的に
クオリティーが上がっていて、大ハズシの管は殆どありません
でした。(フェアなんで、選別してるとは思いますー)

歌口+周辺の仕上げも丁寧です。

中でも「明田川カズ」さんの記念モデルがよかった~

「名前と年齢サイン入り・・藁」・・94歳?だったっけ

音色、響き共に魅力的でほしくなっちゃたけど、3万円超えと
お高いので衝動買いは断念・・・。

あと、ティアーモの新イタリアーナ:C4・ソロ用が僕的には
めちゃマッチしていて・・・

これも、購入迷いました~

あと、面白いのが各メーカーの担当さんは客観的にオカリナを
分析してること

初心者の方に対して、自社のではなく「大沢i」すすめてたもんね。

性能、クオリティはみなさん(各メーカー)評価している。
(消費者は好き嫌いはあるだろうけど・・・)

しかし、プリマさん的には「大沢i」の単管が出てしまったことは
アケタがあるので・・・ビミョー・・・じゃないかなー

それと・・・大沢さんとこが正式にフォーカリンクの総代理店
になったとのこと

ノーマルのフォーカリンクは大沢事務所→林楽器(ティアーモ)さんが販売

フォーカリンク=「複数管」+「大沢i」はプリマ楽器さんが販売

・・・ってことはプリマさんが2次代理店になったっていうこと?

でも、フォーカリンクのプラオカはプリマさんが総代理店だったよなー

ノーブルの代理店は・・・大塚楽器さんに集約されるみたいだけど
「Osawa(大沢)ノーブル」の扱いはどうなっちゃうのだろう?

この扱いは、林楽器さんだったはず~

なーんか・・関係性が複雑ですよねー

大沢さんはティアーモ、ノーブル、フォーカリンクと幅広~くコラボされて
きたけど・・・(-_- )

たぶん、フォーカリンク社とは相性がよかったというか、一番やりやすい
パートナー(要望に応えてくれる)だったのでしょう。

だから、総代理店になったと思うし・・・

これも世界戦略への一環か~??

でも、コラボした各メーカーとの関係性は大切にしてもらいたいなー
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「SAKURA WAYTA」オカリナ その2・・・音色もナカナカ味わい深い [工房系オカリナ]

オカリナの特性は歌口の形状や、その周囲の造り込み(壁)を観察すると・・・

何とな~く、音色や響きを想像できる・・・ものだと思っていました。

しかし、今回入手した「SAKURA WAYTA」は、想像とは全く違う特性を
持っていてビックリ!

1.jpg

とにかく、ストレートな息をバンバン入れてしまってNO問題

・・・っていうか、カンターレ的な繊細な息をいれても、殆ど意味がないのです。
(良い意味で!)

初心者の方は、どうしても「吹き込む」意識が強いので、安定感重視のオカリナ
(亜音、ティアーモ、フォーカリング等)じゃないと高音部が奇麗に出なかったり、
音程が不安定になりがちです。

その点、「SAKURA WAYTA」は「安定感」タイプのオカリナに属するのかな~と・・・

それは、「ストレート」な息を入れる・・・と言う条件で!

とにかく、息質を気にせず、「オカリナそのもの」を気軽に楽しむってことでは最適な
オカリナじゃないかな・・・と思ってます。

前にも書きましたが僕的には・・・

「旧プリマ・マエストロ」と「ヨシツカ」の中間にある、音色の味わいがあると感じています。

特に中低音は「ヨシツカ」的かなーと

あと、現行アケタの「R」シリーズと吹き比べると安定感と音色の味わいで「SAKURA
WAYTA」が勝っていると思います。

あと、ムチャな息を入れても破綻しずらい許容力もこのオカリナの「ウリ」でしょう。

「ストレート」な息専用・・・みたいな言い方だと、そこそこオカリナを深めた方は・・・

「味気ない音色なんじゃな~い」みたいな感じを持たれるかも知れませんが、この
オカリナはそんなことはありません。

十分、演奏者の情感を込めることができる音色と、味わいがあると思います。

また、ダメ録音ですが2サンプル、音色アップしときました。

低音~最高音(ファ)まで・・・特に高音部は旧マエストロ、ヨシツカ的な哀愁含みの
ハスキーな感じが特徴かなーと



部分部分でムチャな荒い息を吹き込んでますが、なんとか破綻せず保ってます・・・
ピッチは上下しますが完全に裏返ったり、音が掠れて出なくなることはありません。





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