「響き系」の基準となる「カンターレ」AC管 [工房系オカリナ]

ご無沙汰してしまいました~

お陰様で体調がで戻りつつあります。

やーっとオカリナに向き合える時間が持てるかなーと

さて、最近手にしている時間が最も長いAC管ですが・・・

この「カンターレ」です!

写真a.jpg

写真のAC管は数年前の個体なので、おそらく初代(平本さん)
の作品と思われます。

写真b.jpg

「カンターレ」・・・特にAC管は、亜音やティアーモとかの
安定感重視タイプとは対極にあるオカリナだと僕は認識して
います。

音色、響き重視の最右翼オカリナかなーと
(中間的なタイプも存在はしますが・・・)

所謂、息を「吹き込む」意識を持っている方には全く合わない
というか、高音部がまともに出てくれないAC管です。

僕がメインに据えようと決めたオカリナは安定感とパワーを前面に
押し出していくタイプなので・・・

「カンターレ」のような息づかい+αテクニックを要するタイプ
に触れることは「息質」対応力を常に養う=オカリナの価値観を
固定化させないためのトレーニングでもあるのです。

さて、今回の「カンターレ」AC管ですが、興味はあるけれど
「高音部の難しさ(噂)」から入手をためらわれている方が
かなり多いと聞いています。

じゃあー、実際どうかって言うと・・・

何の情報も持ってない初心者の方には「吹きこなすことが困難」
なオカリナであることは間違いありません。

僕からすると「やっと」・・・なのですが、2代目がYouTubeで
AC管の「高音部を奇麗に吹くコツ」を、配信し始めました。

これは、製作者がカンターレのAC管を吹きこなすにはオカリナに
対する意識転換とプラスαのテクニックが必須であることを公表
したってことですね。

フツーに吹いたら(吹き込む息)とんでもない欠陥オカリナだと
勘違いしちゃますから・・・。

ですので、購入の際には現地(茨城県笠間)に赴き直接アドバイスを
受け、しっかり試奏して購入することがマストだと思われます。

でも、現実には難しいですよね~

なんで・・・一応、通販やオークションで購入される方への
ちょいアドバイス

1)吹き込む息を使わない=温かい息を喉奧から送り出す感じです。

2)高音部こそ優しい息を注ぎ込む。
 (決して強く吹き込まないで下さい。)

3)高音部「レ」から、オカリナをやや胸へ近づけ、左へ45度、
  身体を捻る。(コレが最大のコツ、2代目が推奨する構え方)

※フツーの構えで吹くと、まず高音の「レ」から掠れちゃいます。
(僕は真っ直ぐに構えて吹いても、高音「ファ」までそこそこ奇麗に
出てしまいます・・・)

こればっかしは、慣れというか・・・経験でしょうか。

このカンターレを吹きこなすことができれば、オカリナ対応力が
ググーンと養われること間違いありません!

機会があれば、入手していただきたい1本ではあります。


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