工房「悠」 特別仕様(チューニングスライド付き)オカリナ・・・長い付き合いになりそう [工房系オカリナ]
これからメインAC管として長い付き合いとなるであろう・・・
「悠」の特別仕様(チューニングスライド付き)オカリナです。
(左側に可変スライドが埋め込まれています。)
この特別仕様は数年前、工房「悠」さんが実験的に製作され、一時
購入も可能だったのですが・・・ニーズがなかったのでしょう。
すぐに廃番品となってしまいました。
その貴重な個体を九州の坊っちゃんさんからお借りする機会を頂き、
その特性と響きがジワジワと心に響き・・・遂に、「これだぁ!」と
なったわけです。
実はオリジナル「悠」オカリナは過去、2本ほど保有した経緯があり、
深い哀愁を帯びた音色はとても魅力的&好みでした。
しかし、当時は(3~4年ほど前)かなり個体差もあり・・・荒削りな
面も多かったのでメイン管に据えることができなかったのです。
本来、チューニングスライド仕様は、他楽器とのコラボ等で音程を合わ
せる(可変)ことができるよう、製作されたものですが・・・
僕は、そんなことより・・・個体特性(響きと音色)に惚れちゃいました。
(チューニングスライドは使いません。)
今回は「テレマン楽器」さんのお力を借りて、工房さんに復刻していただき
特性の異なるスバラシイ2本に出会うことができました!(感謝・・・m(__)m )
実は今回の「悠」は、坊っちゃんさんからお借りした個体とは、かなり特性が
変化していて、僕的には「進化」と捉えています。
当時の個体は、カンターレを吹く際の「特殊息」が必須で、高音部を奇麗に
響かせるには、かなり胸に引きつけないと厳しかった~
所謂、「哀愁+響き」の特性を最大限活かすために、演奏性等を犠牲に
しなくてはいけない・・・メチャ「人を撰ぶ」オカリナです。
「土心」オカリナも同タイプかな~
ところが、今回の復刻版の2本は良い意味で裏切られた感じなのです。
2本に共通することは・・・
1)息質に神経質にならずに、どんな構えでも高音部まで奇麗に発して
くれる万能性と安定感
2)初代と比べると「響き」度は薄れたけれど、息質や構えを変えること
により、その度合いをコントロールすることができる。
3)かなりの息圧変化にも追従してくれる柔軟性(初代と大きく異なる)
4)哀愁感に力強さが加わった。(ソロ用として表現力が高まった)
・・・と、こんな感じです。
さて、2本の特性の違いなのですが・・・
写真の歌口形状を見て頂くと、解る方は解る?かもしれません。
1本は「響き、音色」重視
もう1本は「安定度+パワー」重視
メインで使用するのは後者の方ですが、「哀愁感・表現力・安定感・力強さ」を備えて
いるこの特別仕様「悠」は、今の僕にとってはベストオカリナです。
ただ、息量はコンスタントにかなり要求され(ティアーモ黒陶・ソロよりやや・・・必要)
ますので、息の線が細い方は高音部を鳴らし切ることが難しいかもしれません。
今回、ご縁をいただいた「悠」2本とじっくりと付き合っていきたいと思っています。
「悠」の特別仕様(チューニングスライド付き)オカリナです。
(左側に可変スライドが埋め込まれています。)
この特別仕様は数年前、工房「悠」さんが実験的に製作され、一時
購入も可能だったのですが・・・ニーズがなかったのでしょう。
すぐに廃番品となってしまいました。
その貴重な個体を九州の坊っちゃんさんからお借りする機会を頂き、
その特性と響きがジワジワと心に響き・・・遂に、「これだぁ!」と
なったわけです。
実はオリジナル「悠」オカリナは過去、2本ほど保有した経緯があり、
深い哀愁を帯びた音色はとても魅力的&好みでした。
しかし、当時は(3~4年ほど前)かなり個体差もあり・・・荒削りな
面も多かったのでメイン管に据えることができなかったのです。
本来、チューニングスライド仕様は、他楽器とのコラボ等で音程を合わ
せる(可変)ことができるよう、製作されたものですが・・・
僕は、そんなことより・・・個体特性(響きと音色)に惚れちゃいました。
(チューニングスライドは使いません。)
今回は「テレマン楽器」さんのお力を借りて、工房さんに復刻していただき
特性の異なるスバラシイ2本に出会うことができました!(感謝・・・m(__)m )
実は今回の「悠」は、坊っちゃんさんからお借りした個体とは、かなり特性が
変化していて、僕的には「進化」と捉えています。
当時の個体は、カンターレを吹く際の「特殊息」が必須で、高音部を奇麗に
響かせるには、かなり胸に引きつけないと厳しかった~
所謂、「哀愁+響き」の特性を最大限活かすために、演奏性等を犠牲に
しなくてはいけない・・・メチャ「人を撰ぶ」オカリナです。
「土心」オカリナも同タイプかな~
ところが、今回の復刻版の2本は良い意味で裏切られた感じなのです。
2本に共通することは・・・
1)息質に神経質にならずに、どんな構えでも高音部まで奇麗に発して
くれる万能性と安定感
2)初代と比べると「響き」度は薄れたけれど、息質や構えを変えること
により、その度合いをコントロールすることができる。
3)かなりの息圧変化にも追従してくれる柔軟性(初代と大きく異なる)
4)哀愁感に力強さが加わった。(ソロ用として表現力が高まった)
・・・と、こんな感じです。
さて、2本の特性の違いなのですが・・・
写真の歌口形状を見て頂くと、解る方は解る?かもしれません。
1本は「響き、音色」重視
もう1本は「安定度+パワー」重視
メインで使用するのは後者の方ですが、「哀愁感・表現力・安定感・力強さ」を備えて
いるこの特別仕様「悠」は、今の僕にとってはベストオカリナです。
ただ、息量はコンスタントにかなり要求され(ティアーモ黒陶・ソロよりやや・・・必要)
ますので、息の線が細い方は高音部を鳴らし切ることが難しいかもしれません。
今回、ご縁をいただいた「悠」2本とじっくりと付き合っていきたいと思っています。