狭い世界の「オカリナ価値感&信仰」に踊らされぬよう・・・ [オカリナ雑感&How-to]

電化製品なんかでも、最新版が必ずしも「ベスト」ってわけじゃない
ことが多々ありますよね。

「改悪」ってのも確かに多いですし

じゃー、オカリナってどうでしょうか?

「裏息的にどうの」なんてことは、一般的ではないので横に置いといて

オカリナの選択、特に「新・旧」の迷いであれば・・・僕的には

「最新作」をおすすめはしときます

カンターレ、火山系オカリナetc しかり・・・

特に3-5年以上前の旧作は「演奏する」という目的であれば、
機能的&性能的に優る最新作とは比べるべくもない・・・と
僕は思ってます。(現在のアケタは例外)

(一般論・・・「裏息・響き」が弱くなった云々の狭い評価でではなく、
フツーに初心者の方が吹きやすく、親しみやすい進化であれば・・・
それはそれで良いと思っています。)

ベテラン?の方が・・・情緒的に旧作の方が・・・・とか

音色が素朴で味わいが・・・みたいな話しをされることがありますが

単に造りがラフだったり、構造的にこなれていない部分が音色に
影響している(マイナス面)のにも関わらず・・・

そのことを「テイスト、味わい」と勘違い、もしくは美化してしまって
いるパターンが多い!・・・と僕は感じています。

その象徴が「火山」オカリナでしょうか。

コレクターであれば、まー・・・言うことはありませんが

オークションで高値で取引されていることに・・・ハッキリ言って
「異常性」を感じます。

火山さんのオカリナは、火山先生の「一番弟子」の方の私物を
全て試奏させてもらった経験があります。

お弟子さん達は師匠のオカリナを越えようと、切磋琢磨され・・・

オリジナリティーある(火山オカリナ欠点の補うべく)オカリナを
この世に出されているわけです。

火山氏の直系は、「無有(ヒーリング)」、「谷(故人)」、
「宗次郎(今は販売するオカリナは制作されていない)」

そして「ピエタ」ですね。

正直・・・現行の「無有」、「ピエタ」に火山オカリナが勝るもの
は「1つも無い」と言っても過言ではありません。

もし、火山オカリナに限らず、某かの歴史的価値を見出されて
入手されるオカリナに「演奏性、吹きやすさ」を期待されるのなら

「ガッカリされる」確率がとても高いと思われます。

狭い世界での価値感に踊らされて後悔せぬよう・・・

ご自分の「オカリナ・スタイル」を楽しまれてください。


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