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カンターレ・オカリナに異変あり? [工房系オカリナ]

数人のオカ友さんから、「最近のカンターレが
どうもオカシイ」という情報が入ってます

僕はカンターレのファンでもあるので、
とても気になってました

直接工房を訪ねEXを入手したのが3年前に
なるので、この間の変化が正直わからない
のです

もう居ても立っても居られない状態www

先日、関東のオカ友さんの好意で最近の
干支、EXカラーズ、GRの試奏機会を
ヤーっと得ることができました

カンターレは未だに個体差が激しい
工房だと理解してるので、1〜2本の確認
だけでは評価はできないなーと思ってます

3本を30分ほどで試奏させて頂いた
のですが・・・

変化をハッキリ感じられたのが、高音
部が、とても出しやすくなったこと

高音ミ、ファ時、左下にぐーっと捻る
ように(または胸に近付ける)構える
必要性がかなり薄れています

初心者には良点ではないでしょうか

次に、残念に思ったこと・・・

僕がイメージしているカンターレの
澄み切った響きではなく、雑味を多く
感じる粗いものでした

個体差なのかは微妙だけど、3本に共通
してたのが、引っかかります

判断が速すぎかもしれません

全般的に吹きやすくはなったけど

それと引き換えに

カンターレの生命線である繊細で透明な
響きが失われたような・・・

近いうちに工房に行って、確かめたいと
思ってます

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亜音オカリナの誤解 [工房系オカリナ]

FullSizeRender.jpg

1)亜音は音が籠もってるの?

2)亜音ってフィルターがかかったみたいに、
全く自分で表現ができないの?

3)亜音ってビブラートが掛かりにくい?

4)亜音ってダンキングがもたつく&クリアじゃ無い?

FullSizeRender2.jpg

亜音に関して、こんな質問をいただくことが
多くなってきました。

かなり誤解があるようです・・・

「亜音の音色」を聞いたことがない方も多い
みたいだし

あと1)~4)のネガティブ?払拭のためにも

<いい加減+大袈裟>に短いフレーズを録音
(ガレージ内)・アップしました。
(素の音、エコーとかソフト的にかけてません)

★強くて早めのダンキング+息圧アタック変化
※雨に濡れても(亜音エル:最新)



★ロング+ビブラート、盛り上がり(抑揚表現)
※追憶(亜音エル:最新)


どうでしょうか、籠り感とか?

ビブラート、かかりませんか?

無機質的で感情表現できませんか?

ダンギングがダマダマになりますか?

亜音エルですが・・・マジでオールラウンド
ですので、安心して下さいwww

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単管と変わらない音質と響き「ティアーモ・ダブル」 [工房系オカリナ]

実は僕、ティアーモの単管を今は一本も保有して
ません。

不思議に思われる方が多いかも?

このブログでも何度か取り上げてきたし
ティアーモとの付き合いは本当に長いですから

なぜ、そうなったかの理由はシンプルで・・・

ティアーモはダブルオカリナに集約してしまった
から(実はこれだけ予備1本あり)

image.jpeg

僕が実際、手にしている時間が一番長いオカリナが
ティアーモ・ダブルだったりします

このダブル、拘りのリクエストを盛り込んで頂いて
るので、とても僕に馴染んでる!

image.jpeg

過去、手にしたどの単管個体(ティアーモの中)
よりも秀逸な音色と響きを持ってることもあり、
これ1本でマジ間に合っちゃう

なので、ダブル管ってことを特別意識すること
無く単管+α的な感じ

また、吹き口移動時の音質差異が、僕の個体には
全く無く、とても切り替えがスムース

image.jpeg

あと、もう一つダブルに手が伸びる理由・・・

僕が一番演奏する、したい曲のジャンルは
古めのJ-pop、ニューミュージック系だったり
するわけです

サザン、ユーミン、杏里、杉山清貴、岡村孝子、
山下達郎、竹内まりや、稲垣潤一とか
うーん、古〜い?

ま〜ず、マトモなオカリナ用楽譜なんてない
わけで・・・

移調して♯♭だらけw の演奏も面倒だし、
ましてや、「管を持ち替えて」なんちゅー
芸当はカンベーンw

J-pop系はAC管の上限「F」+2音あれば、
大体の曲は演奏できちゃう

なので、J-pop専用管としてダブルはベスト

ところで・・・前にも書いたけど

僕は複数管・・・、O氏や関係メーカー、
販社の販促手法、各方面での発言に承服でき
ないことが多く、正直避けてきました。

また、アクロバティック的な演奏に終始して
オカリナ本来の音質、響きを感じない=味気ない
複数管奏者が多いことにも辟易してました

でも、外的なことで複数管に偏見を持っちゃ
いかん・・・と思う今日この頃w

いろんなダブル管を吹き比べてみたけど・・

1)単管と同等の音色、響き
2)吹奏感が単管とほとんど変わらない
3)第1管〜第2管移動時の音質差異(DからE)
が極めて少ない
4)第1管と第2管の吹奏感(吹き心地)差異が
極めて少ない
5)和音でのピッチがバッチリ合う
6)大きさ・重さが苦にならず、握った感触、
運指ともに違和感が無い
7)国産、国内工房作(個人的拘り)

上記、性能上の条件を満たしていたのは、
Osawaとティアーモでした・・・

Osawaの音色はクリアで西洋的、だけど冷たい
(味気ない)ため、7)の理由もあり選択できません
でした(こりゃ好み)

ティアーモ・ダブルはまさに、黒陶プロまんま

無人島に1本オカリナ持って行くなら、僕は
ティアーモ・ダブルかもwww
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ピエタの方向性はどこに? [工房系オカリナ]

最近のオカリナ新作、リニューアルの
方向性はどうも?です

具体的に言っちゃうと「ピエタ」

「スペシャルバージョン」ってのが出てきました。

どこがスペシャルか・・・

シンプルに言っちゃうと「内部の仕上げをより
丁寧に行った」個体がスペシャル

内部を滑らかに仕上げれば雑味が消えて
よりクリアな音質になるのは当たり前

(阿蘇の匠はその辺りのノウハウをたーんと
保有してる)

しかし、意地悪に解釈すると・・・m(_ _)m

今までの個体は丁寧な内部作業がされて
なかったがために、あの「哀愁サウンド=
雑味」が偶然生まれた・・・って?

うーん、理解に苦しむ〜

まず、ピエタのファンは単にクリアさを
増しただけの個体に魅力を感じるのかな〜

和的で哀愁含みの音色、それが火山系である
ピエタの真骨頂じゃないの?

僕はピエタの大ファンであるが故に、とても
複雑な気持ち

まだスペシャルバージョンを経験して
ないので安易な断定は禁物だけど・・・

とにかーく

良き方向であることを願いたいよー
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亜音に始まり、亜音に終わる? [工房系オカリナ]

ほんとうに久しぶりの書き込みになります。

やっとオカリナと向きあえる体調と精神に
戻りつつあります。

気分を一新したい、(口実)こともありAC管を
新たに一本、入手しちゃいました。

先日、のんぼう工房で開催された特別展示即売会で
の「亜音エルⅡ 限定AC管」となります。

image.jpeg

なにか、とても懐かしい感じがしました。

image.jpeg

「オカリナ探求=オカリナ迷走」の旅では
ほんとうに多くの個体(主にAC管)との出逢いが
ありましたが、新作の亜音オカリナに触れる
度に今までのオカリナ概念がぶっ飛び、驚かされた
ものです。

「オカリナの安定化」技術の高さを今回の「エル」
にも強く感じました。

現在の「亜音エル」には安定性との引き換えに
感情表現が失われる(誰か吹いても同じ感)
なんてことは微塵もありません。

ほんとうに安定性と表現力が絶妙にバランス
されています。

音色の好き嫌いは個人差があると思いますが、
私は現在の「亜音 エル」は演奏者用オカリナ
として最強ではないかと確信してます。

のんぼうさんの飽くなき技術追求スピリッツは
「オカリナの未来」を予感させてくれます。

僕は亜音に始まり、亜音に終わる・・・のかも
しれません。

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「オカリナ工房YOKO」の新作は魅力満載+唄えるオカリナへ大変貌! スバラシイ! [工房系オカリナ]

僕の故郷である長野県のオカリナ工房「YOKO」から、(オカ友Tさんの配慮に
より)最新作のAC管(2本)がモニター用として送られきた。

IMG_0014.JPG

最初にこのオカリナを手にしてから、1年以上経つだろうか・・・

IMG_0017.JPG

工房を立ち上げたばかりの横内さん(製作者)さんから、届いた初期作を
試奏したときは・・・

可能性は多いに感じたものの、正直「市販レベルに到達するにはかなり、
時間がかかりそう・・・」と思ったものだ。

その後、何度か改訂バージョンを試奏させていただいたが(厳しい
ことも言わせていただきました・・・(_ _) )、課題となっていた
ポイントがなかなかクリアできず、かな~り試行錯誤されていたし・・・。

ご高齢にも関わらず、チャレンジし続ける横内さんにはただただ頭が
下がるばかり・・・

なんとか、「成し遂げていただきたい!」と願ってはいた。


さて、今回の最新作だが・・・

とにかく、<ビックリ&素晴らしい>・・・それに尽きる。

IMG_0018.JPG

まさに「感涙」モノの出来映え

なんて「素晴らしくバランスの良い(魅力的な)オカリナ」になったんだ!

初期の作品から、僅か1年あまりで・・・・o(^▽^)o スゴイネ

横内さんの弛まぬ努力の賜物に他ならないだろう

試行錯誤されていた歌口形状は「ティアドロップ型」となっており、
高音部は優しい息+αでも破綻することなくクリアに伸びていく

IMG_0019.JPG

多少息圧がラフであっても破綻しない「許容力」を持ったオカリナ
へと、変貌していた。

この性能なら、幅広いニーズに対応できるだろう

また、音程も全般的に安定(特に低音)しており、高音に上って行くに
つれて息量も上げていく(=音程が合う)スタイルだ。

明るく明快な音色は響きも良く、息質への反応もクイックですばらしい

まさに「唄える=表現力のある」オカリナだ!

裏息だの表息だの関係なく、どなたにも「間違いなくおすすめ」できる。

コストパフォーマンス+性能+音色で新作の「YOKOオカリナ」は
とてつもなく魅力溢れるオカリナへと変貌した。

製作者の横内さんの努力、探究心、執念に、敬意を表したいと思います。
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おかりな「庵」の新作AC管 その劇的変化、表現力に感動! [工房系オカリナ]

おかりな「庵(いおり)」さんの新作・AC管とのご縁を新年
早々にちょうだいしました。

写真1.jpg

AC~SCまでの基本ラインを保有した経緯があるけど、一貫
して女性作家らしい繊細で、清らかな音色が根底にあります。

吹奏感は女性&弱息の方に適しており、高音部は優し~く
平坦な息で音程を合わせることができる。

写真2.jpg

ただ、一般的な息量を持つ男性がこの手のオカリナにアプローチ
すると、特にAC管は高音部が掠れやすく、低音部のピッチ
コントロールは必然的にキビシクなる。

優しい裏息を安定的に供給できる力量があれば、このオカリナの
良点を最大限に活かせるのだが・・・

ふつーに「難解系」へ位置づけられちゃいそう

僕はこの「庵」、特にAC管のピュアな音色と響きが大好きで・・・
できることなら、ライブで使用したいとずーっと模索してきた。

しかし、拡散力(マイク無しではキビシイ)、弱息を安定コントロール
する必要性を考えると・・・・どうしても踏み切れなかった


ここからはあくまでも僕の個人的、奏法観ではありますが・・・

息のアプローチが平坦的(低音~高音まで、ホボ同じ息スピード)
なオカリナは、息の弱い方や初心者の方にとって・・・

まぁ~・・・とっつきやすくはある。

しかし、表現力を求めようとすると(次のステップ)、いきなり
大きな壁に突き当たってしまうわけ

盛り上げたい高音部のフレーズでチョイっとフォルテの息を送り込む

な~んてことしちゃうと、息圧に追従できずスグ破綻

盛り上げたいシーンで「弱息」モードじゃ、聴衆に情熱が届かない

一概には言えないけど、息質、息圧への追従度が高い=

息質変化を破綻せず捉え、表現力ある音色と響きへ転換、紡ぎ
出していく

このことが「唄える」オカリナとしての、重要要素に(僕は)に
なってるのです。

ただ「響き系」オカリナはこのバランスが非常に難しいというか

ライブとなると「安定性/追従性」、「表現力」のどちらかを捨て
なくちゃいけなくなる(アクマデ僕は・・・)

音の拡散力+前進力、安定感ベースの表現性とか全てを求めちゃうと
「響き系」はライブでは・・・マ~ズ使えなかった(過去形)

その中でも唯一条件を満たす個体が存在したのが「ピエタ」であり、
今は僕のメインとなっている。


さーて、そろそろ本題です・・・。

この新作「庵」のAC管だけど・・・良い意味での「衝撃的変化」

いや、「劇的進化」があったのです。

一吹きして「ビックリ」・・・後に興奮というか異常なほどの高まり
感がわき上がってきました。

もう~「ライブでスグに使いたい!」

誤解を恐れずに言うと・・・

「ガラス細工のような、繊細な精神を持つ少女」が、「しなやかで
柔軟性のある大人の女性」へと変化したような

あくまでも僕の個体ですが・・・

過去、試してきたAC管とは全く特性が異なっていました。

まず音色・・・

「繊細でやさしくクリアな・・・」から、「芳醇で豊かな・・・」へ

また、僕が保有したAC管より全音域に於いて息量が必要となって
おり、特に高音部は1.5倍マシレベルの感覚だ。

これは、決してマイナスではない

高音に向かうにつれてしっかりと「息スピード」をあげていくことで
ピッチが合うタイプへの変容だ

格段に息圧変化への許容が拡がったということ=表現力増し

これなら、多少息圧が強め、ラフな方・・・男性にもお奨めできる。

特に高音部「ミ、ファ」は感情を込めてffでバーンとアプローチしても
しっかりと支え、響かせてくれる。(掠れること無くクリアに)

「追従力」と「拡散力」を得た、チョー響き系オカリナへと変化・・・

いやいや「進化」したのだ。

この新作「庵」AC管は初心者の方、弱息の方にはやや、敷居が
高くなってしまったかもしれないが・・・

「響き」と「表現力」を両立した【チョー唄える】オールラウンド
オカリナとして「演奏家」の意志にしっかりと応えてくれるはずだ。


◆「庵(いおり)」:AC管<最新>の音色サンプルをチョイ吹きでアップ
 しときました~・・・ご参考に!(シビアに吹いてないので音程ズレズレwww )


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火山氏のDNAを受け継ぐオカリナが新年に届いた! [工房系オカリナ]

遅くなりましたが・・・

新年明けましておめでとうございます。
本年も駄ブログとのお付き合い、宜しくお願いします!


え~、今日・・・小包が一つ届いてまして、宛名を見ると
「お~・・・あの方からだぁ~」

なんとっ!・・・SG管と、SC管が入っているじゃーありませんか!

写真.JPG

これは、新年のサプライズです!

写真1.jpg

亡き師匠Tさん、直伝の高音管ということで、めちゃ期待です。

まずは「SG」管ですが・・・

写真3.jpg

これはまさに、「火山オカリナ」王道の吹奏感と音色

腹圧を意識しながら息スピードを(高音に向かうにつれて)、
しっかりと上げていかなくちゃいけない

息量、息圧共にしっかり必要なタイプでAC管とは傾向が異なる

なので生半可な息質でアプローチすると、高音部はめちゃショボイ
響きとなってしまう

とにかく、音色に力感と芯があり、演奏者の息質が忠実に反映され、
そして拡散されていく

表現力豊かではあるけど、演奏者の力量がストレートに現れて
しまうシビアなオカリナだ

存在感抜群のソロ用としてうってつけのSG管ではないだろうか


次は・・・SC管

写真4.jpg

基本的な傾向はSG管といっしょなんだけど・・・特筆に値するのは
計り知れない「拡散力」だ

自然の中で吹くと・・・どれだけ響き、遠くへ届くのだろう~

遙か先の山を越えていきそうなチョー波動だ

その、突き抜けていくような高音の響きから、豪快感と爽快感の
両方を味わえてしまうから不思議

この2本は大自然の中でこそ、その音色と響きが活きるオカリナだと
つくづく思った

都会の中でチマチマ吹くにはもったいない


いやー、それにしても奥深いオカリナだ 

しっかり探求せねば~

製作者のTさんに感謝 m(_ _)m

◆Tオカリナ:SG管の音色サンプルをチョイ吹きでアップ
 しときました~・・・ご参考に!

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工房系オカリナ 「らしさ」を味わうにはこの管! [工房系オカリナ]

各工房の「らしさ(特性=良点)」を味わうには・・・やはり、調管を
撰ぶ必要があります。

「撰んではいけない・・・○○管」というよりも・・・

工房の特性が良く出ており、「万人に吹きやすい管」を重視した
「撰ぶべき管」を以下に挙げさせていただきました。


◆カンターレ 全シリーズ
(1)→3F(SF)、(2)→2G(SG) ※4C(AC)はオカリナ歴の浅い方に勧められません。

◆ピエタ
(1)→AC ※ACに尽きます。

◆ヒロミチ
(1)→AC、(2)→SG ※この2管が秀逸

◆亜音 全シリーズ
(1)→AC ※ACに尽きます。これ以外選択する必要は無し

◆森の音
(1)→AC、(2)→SF ※ACは勿論のことSFは特におすすめ

◆土心
(1)→AC ※ACに尽きます。

◆無有
(1)→SC、(2)→SG、(3)→SF ※高音管はやわらかくクリア、拡散力もすばらしい

◆ソルジェンテ
(1)→AC、(2)→SF、(3)→SG ※SC以外唯一無二の音色です。

◆SORA
(1)→SC、(2)→SG ※SF、AFは選択肢から外すべき

◆おがわ
(1)→AC、(2)→SF ※柔らかさを感じられるのはこの2管

◆庵
(1)→AC、(2)→SF ※SG以下はサイズ的に男性はキビシイ

◆木村
(1)→AC、(2)→SF ※やわらかくクリアな音色を味わえるのはこの2管

◆さくら工房
(1)→AC、(2)→7C(バスC) ※7Cの響きは数ある低音管の中で秀逸

◆サウザンリーブス
(1)→AC、(2)→SF ※この2管は柔らかさとクリアさがグッドバランス

◆ヨシツカ
(1)→AC、(2)→SF ※管内を空気がぐるぐる巡る響きを味わえる2管

◆工房“悠”
(1)→AC ※哀愁感を味わうならAC一択だが、強息系(現在、息特性改良中
         とのことなので静観したい)

◆縄文
(1)→SF、(2)→AC ※SFのやわらかい響きは秀逸

◆オリオン
(1)→AC ※らしさを味わうにはAC一択

軽ーく、参考にしていただけたら幸いです。
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「響き系」オカリナの「ピエタ」が遂にライブでの主力に! [工房系オカリナ]

僕は過去、おすすめの「響き系」オカリナ、特にAC管に関しては・・・

常に「ピエタ」の名前をあげてきました。

その評価は、今も全く変わることはないし、今後も変わることはないと
思われます。

現在、ピエタのAC管を2本保有してるのですが・・・

写真.JPG

1本は、哀愁含みの味わい深い響き(初期の香り)

もう1本は、音質はとことん透明、雑味など皆無、
ちょっと聴いただけでは・・・ピエタとは思えない趣

単なる透明感ではなく、芯と深みがしっかりとあるんですね!

どちらも息圧変化への追従度に優れ、すばらしく唄える(表現力抜群!)
AC管なんです。

「響き系」につきまとう息質のセンシティブさを殆ど気にせず、
演奏に専念できる希少な個体だと思います。

ところで・・・

僕はピエタのAC管だけで・・・過去~6本保有してきました。

その都度、ベストな個体を選りすぐってきたので、試した
のべ本数は20本を超えます。

ピエタとのつきあいの歴史(大袈裟だけど・・・)の中で、僕なりに
特性の変化を感じ取ってきたし、自分に合った個体をチョイスする
選択眼も養われたと思います。


過去のブログでも書きましたが、5年~前のピエタは「哀愁系」
オカリナの総本山、象徴のような存在でした。。

その後、「悠」をはじめとして、和的な哀愁含みの音色を特徴と
するオカリナが巷に出始め・・・

そんな流れの中でピエタは特性を「埋没」していくことになります。

その時期のピエタはとても個体差が激しく、AC管に限っては
ハズレ管がかなり混在していました。

なので、暫くの間(2年ほど)ピエタから遠ざかっていたのです。

その時代と比べると、現在のピエタは比べものにならないくらい
安定感を増してるし、音色も雑味の無い方向へ変化しています。
(味わいが薄れているわけではありません!)

また、万人に吹きやすいように進化もしてるかなー

きちっと選定して販売しているテレマン楽器さんの尽力も大きいでしょう。

ちょっと話しは変わりますが・・・

先日の25日は、僕の今年最後となるミニ演奏会(定例化:教会堂)でした。

10曲中・・・7曲を「ピエタ」、3曲を「森の音」

すべてAC管で演奏しました。

「響き系」オカリナを完全にメインに据えて、ライブ演奏したのは初めての
ことになります。

僕が今回、使用した「ピエタ×2」と「森の音」は・・・結果として

ノーマイク演奏でも十分な拡散力と突き抜ける響きを持っていました。
(当日、聴かれた方<会場には26名ほど>の感想)

オルガン(伴奏)との初コラボにはなりましたが、相性は悪くなく、
また演奏してみたいなーと思いました。


先日は「響き系」完結!

・・・なんて、書きましたが、決して「ブログ終了」ってこと
じゃーないので、ご安心?下さい。

この完結の意味は、オカリナとの出会いもありますが
自分の中で「響き系」を<概ね消化できた>という確信です。

これからのライブ演奏は「ピエタ」と「森の音」が主力になると思います。

過去、ライブでは「安定感」を重視した、個体選択(亜音とか)をしてきました。

ようやく「オカリナの性能に依存しない」ステージ力が培われてきたかなーと

多くの「響き系」オカリナを探求してきましたが、総合力+相性で「ピエタ」は僕の
ベストパートナーとなったわけです。(結論)

このような確信に至らせてくれた「出会い」に感謝し、来年は「響き系」の良点を
引き出すライブ演奏に注力したいと思っています。

また、今後は「石笛」もより深く探求しながら、奏者としての新境地を切り開いて
いきたいと!

そして、ちょっとまだ早いですが・・・

皆様、この1年・・・駄ブログのご愛読、ほんとうにありがとうございました。

皆様のオカリナライフがどうぞ、充実されますように!

良きオカリナ仲間との出会いがありますように!

良いお年をお迎え下さ~い! (*^-^*)

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