新作「ピエタ」オカリナの進化を味わい、愉しもう! [オカリナ雑感&How-to]

ここにピエタのオリジナル(最新)と改良版(新作)を
並べてみました。(AC管)

写真.JPG

この写真では分りづらいかもしれませんが・・・

違いに気づいた方もいらっしゃるでしょう~
(気づいても、ここには書かないでね!)

正直、新作の大胆なアプローチにビ~ック~リ!

現行ピエタ・AC管は「響き系」の中でも、息質に対して
あまり神経質にならずとも(・・・極論「表息」でも)
なんとか最高音まで、鳴らし切ることが可能になってます。
(高音時、胸に引きつける等の工夫)

したがって、入門者の方でも、ピエタの素晴らしさをそれ
なりに味わうことができちゃう

しかし、ピエタの特性を完全に引き出すには「裏息」の習熟&
コントロールがやはりマスト!

「裏息」でこそ、本来の哀愁感を含んだすばらしい響きを得られ
ますし、高音部(ミ、ファ)も「真っ直ぐの構え」でクリアかつ
輝きのある音色で奏でることできるのです。

なので・・・

この「ピエタ」を低音~高音部まで完璧に鳴らし切れない(響かせ
られない)うちに、「カンターレ」や「土心」にいくことは、無駄とは
言いませんが・・・、かなり無理があると思われます
(まず、吹きこなすことはできません。)

そういった意味で「ピエタ」は響き系オカリナの「登竜門」的存在
でしょう


さ~て、(やっと・・・)改良版・新作のピエタの話しですが・・・

入門者にとっては、より「響き系」オカリナとしての障壁が低くなり
ました。

顕著な変化として、息圧への追従度とレスポンスが格段に高めら
れたこと

少々ラフな息でも(あくまで現行ピエタをアプローチするための
息質と比較しての話し)、音程をしっかり保ってくれますし、
特に高音部はより出しやすく、破綻しずらくなりました。

※この新作・・・ちなみに僕は真っ直ぐの構えで高音部(ミ、ファ)
をffで楽々響かすことがをできました。響き系初のイージー感覚!

音抜けも抜群に良くなり、低速の息も食わなくなりましたよー

「響き系」=「難関」というイメージをくつがえす・・・
より「スタンダード」なオカリナへと変化したんですね~

僕はこれを「進化」と捉えたいです。

音色も旧来の「哀愁系」から「クリア系」へと変化しており

いままで音色的に重なることがなかったカンターレ、それも
「GR」に「響き+クリアさ」で並んでしまったかもしれません。

そう考えると、今回の改良版・新作ピエタのコストパフォーマンスは
驚異的です~(10万:1.4万)

・・・極論ですが

このピエタがあれば、「カンターレ」は<当分>必要ないかも~

ただ、本来の哀愁感を含んだ音色がほしい場合は旧作(2年~前)
でしょうか。

また「響き度」に於いては、現行の方がやや上と思われます。


◆響きと哀愁感を重視するなら→現行品もしくは旧作

◆吹きやすさ(高音の出しやすさ+レスポンスの良さ)、クリアさ
 を求めるなら(響きに関しては現行よりやや弱め)→改良板・新作


2つの特性を贅沢に味わってしまうのも、手ですよ!

使い分け、めちゃ愉しめまーす \(^O^)/

コメント(5) 
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コメント 5

オカッチャ

ピエタは2本(ACとSG)持っています。どちらもレアハウスで購入したものです。SGに関しては最低音A(実音E)まで出るタイプなので、高音はピエタらしくない響きですが、とても扱いやすいです。ACのほうは最低音の穴は調整穴なので、標準のピエタらしいと思いますが他と比べてないので?
新作はちゃんと「新品」で購入するつもりです。旧新共に持っていても楽しく使えそうですね。
by オカッチャ (2014-08-20 03:53) 

名古屋おかりな

当分は新しい彼女を作らず現行ピエタで上達を図ります。
上達した自分を想像するとニタついちゃいますね。(笑)
そうなるよう、ファイト継続中です。(闘志メラメラ)
by 名古屋おかりな (2014-08-20 15:19) 

オカッチャ

今日僕の住む街の、あるベトナム屋台のお店で友人のライブ(フォーク)を観に行き、最後にゲストとしてオカリナを2曲吹かされました。
オカ友から借りた土心のSF(唯一当りの個体です)を余興とはいえ、初めて本番で使いました。
僕自身は良い音をなるべく出せるよう必死でしたが、音楽仲間は「そのオカリナすごくいい音してる」と。
そしてその後、ライブで歌った主役の友人の居酒屋で、カンターレをまたまた本番デビュー。
やはり他のオカリナとは違う事がオカリナをやらないかたでもわかるらしい。
音楽仲間からすれば彼らはオカリナ吹きではないので「そのオカリナいいね」というだけの事なのでしょうが、僕自身にとってはカンターレと土心を本番で吹いた記念すべき達成感のある日になりました。
正直自分としては慣れてるオカリナに比べると恥ずかしい演奏でしたが、それをカバーするくらい魅力的な響きのオカリナだと聴きてが思う楽器の事は確かなのだと言うことが確信できました。
何故かピエタは本番デビューしてませんが、土心やカンターレに比べて扱いやすいようですね。
これからはこれを機にカンターレやピエタをどんどん本番で使って行こうと思いました
arataさんや坊っちゃんさんが聴いてどう思うかがとても気になります。
レクチャーしてもらいたいなと思う今日この頃です。
by オカッチャ (2014-08-22 03:12) 

arata

オカッチャさん どうもです。
ピエタは、気軽に愉しんでみてくださいね。

土心とカンターレで演奏されたのこと
すばらしい経験ですね!
お仲間も音色のすばらしさを共有できたなんて
最高じゃないですか。
響き系オカリナを極められてくださいね!
by arata (2014-08-23 00:09) 

arata

名古屋おかりなさん ニタついちゃってますかー
浮気無しの本気モードで極めちゃってくださーい

by arata (2014-08-23 00:10) 

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