オカリナ界の現状・・・オカリナフェアと大沢氏の先にあるもの その② [オカリナ雑感&How-to]
東阪名の大型楽器店、地方のヤマハ系楽器店を中心に、近年・・・
「オカリナ・フェア」が積極的に開催されるようになってきました。
喜ばしいことではあるのですが・・・
反面、危惧することも多々あるのです。
最近のフェア傾向としては・・・展示即売会はもちろんのこと
・「オカリナコンサート」+「演奏家によるオカリナ選定相談会」
・「複数管」のレッスン、セミナー
まあ・・・こんな、感じでしょうか
「オカリナ・フェア」の目玉的ゲストとしての「大沢氏」の需要
というか、ニーズは相変わらずかなりあるようでして
大沢氏の複数管コンサート+複数管レッスン会という組合わせが
ここのところ定番化しつつあります。
楽器店的には、「集客できる」、「売上げが立つ」数少ない演奏家と
して「大沢氏」は貴重な存在なんですね。
ちょいっと話しは変わりますが・・・
僕が懇意にさせていただいている楽器店、数店に「複数管」の
売上げの伸びを定期的に確認してるのですが・・・
「既にピークは過ぎて、あまり売れなくなってきている・・・」
ってのが現状のようです。
大沢氏のインパクトで高額の複数管がかなり売れた時期はあったの
ですが・・・
お金がそこそこ自由になる・・・所謂「シニア」大沢氏信者さんに
一通りモノが行き渡ってしまった・・・感があるのでしょう。
10万超えの複数管を購入する(できる)層なんて、限られて
いますので・・・
今後はかなり、強引な戦略でいかない限り、これ以上パイを
増やすことは容易ではありません。
さて・・・
大沢氏ブランドの複数管は「フォーカリンク」がベースですが、
現地での同タイプ・メーカー品と比べると、3~4倍の価格差が
あるわけです。
「日本人のために新たに研究開発・・・云々」とは唱ってますが・・・
まぁ~、今までの「オカリナ」とは比べものにならない「マージン」が
ドカーンとのっかている事は想像に難くないですよね。
売れば売るほど「美味しい」商品ってヤツです。
「高額なオカリナは全く売れない」という市場常識を、ある意味覆し、
オカリナのイメージを「良くも悪くも」変えていった大沢氏は・・・
オカリナ業界、特に販売サイド(販売代理店、楽器店)にとって、
ファン以上に「カリスマ」的存在なのかもしれません。
オカリナの歴史で・・・「人がブランド」となって先行し、高額品が
売れていくというケースは無かったのではないでしょうか。
この変化に「うまみを覚えて」しまった業界は・・・
低迷期が長かった故に「大沢氏」に【おんぶに抱っこ】状態になって
しまう、危険性を大いにはらんでいるのです。
本人よりも業界が大沢氏を担ぎ上げているのかもしれません。
業界自体が「モノさえ売れれば・・・多少は○○でも目をつぶる」的な
状況になってしまうと・・・
オカリナ界は再び先の見えない「トンネル」に入ってしまうことでしょう。
「オカリナ・フェア」が積極的に開催されるようになってきました。
喜ばしいことではあるのですが・・・
反面、危惧することも多々あるのです。
最近のフェア傾向としては・・・展示即売会はもちろんのこと
・「オカリナコンサート」+「演奏家によるオカリナ選定相談会」
・「複数管」のレッスン、セミナー
まあ・・・こんな、感じでしょうか
「オカリナ・フェア」の目玉的ゲストとしての「大沢氏」の需要
というか、ニーズは相変わらずかなりあるようでして
大沢氏の複数管コンサート+複数管レッスン会という組合わせが
ここのところ定番化しつつあります。
楽器店的には、「集客できる」、「売上げが立つ」数少ない演奏家と
して「大沢氏」は貴重な存在なんですね。
ちょいっと話しは変わりますが・・・
僕が懇意にさせていただいている楽器店、数店に「複数管」の
売上げの伸びを定期的に確認してるのですが・・・
「既にピークは過ぎて、あまり売れなくなってきている・・・」
ってのが現状のようです。
大沢氏のインパクトで高額の複数管がかなり売れた時期はあったの
ですが・・・
お金がそこそこ自由になる・・・所謂「シニア」大沢氏信者さんに
一通りモノが行き渡ってしまった・・・感があるのでしょう。
10万超えの複数管を購入する(できる)層なんて、限られて
いますので・・・
今後はかなり、強引な戦略でいかない限り、これ以上パイを
増やすことは容易ではありません。
さて・・・
大沢氏ブランドの複数管は「フォーカリンク」がベースですが、
現地での同タイプ・メーカー品と比べると、3~4倍の価格差が
あるわけです。
「日本人のために新たに研究開発・・・云々」とは唱ってますが・・・
まぁ~、今までの「オカリナ」とは比べものにならない「マージン」が
ドカーンとのっかている事は想像に難くないですよね。
売れば売るほど「美味しい」商品ってヤツです。
「高額なオカリナは全く売れない」という市場常識を、ある意味覆し、
オカリナのイメージを「良くも悪くも」変えていった大沢氏は・・・
オカリナ業界、特に販売サイド(販売代理店、楽器店)にとって、
ファン以上に「カリスマ」的存在なのかもしれません。
オカリナの歴史で・・・「人がブランド」となって先行し、高額品が
売れていくというケースは無かったのではないでしょうか。
この変化に「うまみを覚えて」しまった業界は・・・
低迷期が長かった故に「大沢氏」に【おんぶに抱っこ】状態になって
しまう、危険性を大いにはらんでいるのです。
本人よりも業界が大沢氏を担ぎ上げているのかもしれません。
業界自体が「モノさえ売れれば・・・多少は○○でも目をつぶる」的な
状況になってしまうと・・・
オカリナ界は再び先の見えない「トンネル」に入ってしまうことでしょう。
流通ルート
製作者→(海外配送、税関)→国内代理店→P楽器(全国の営業活動費も込む)→全国の販売店→ユーザー
間にどれだけ流通の手間があるか。
製作者→ユーザー
製作者→オカリナ専門店→ユーザー
と比較したら雲泥の差ありますね。
by 坊っちゃん^ ^ (2014-06-17 09:47)
大沢系列のオカリナが高い理由はこの複雑に絡んだ流通ルートのせい。
宗次郎推奨は輸入直販だからねぇ。宗次郎ビッグネームに関わらず良心的だし、音の響きも大沢より宗次郎のこだわりの響きだからいいのは当たり前。
by 坊っちゃん^ ^ (2014-06-17 12:58)
ただ、1個単価総額うんぬんでいうとそうなんですが、やはり1本のオカリナにどれだけの人が関わり1本に関わる人の期待?が掛かってるか、の違いでもあるんでしょうね。大沢氏に期待すること自体大間違いなんですが、、、
一本の背景にどれだけの人が関わってるか?というものが価格の背景に見えるような気が致します。
どういう負の遺産が蓄積されるのでしょうか。
by 坊っちゃん^ ^ (2014-06-17 15:08)
坊っちゃん だうも、だうも
この流れは裁ち切りたいねー
by arata (2014-06-17 22:20)
他の楽器の分野と違って、それまで楽器&音楽にそれほど感心無かった方が、オカリナで初めて楽器&音楽に感心を持った方が多いのだと思います。それは手軽さ&気安さというオカリナの魅力だと思うのです。
だから今まで癒しと簡単な曲しかできないと思っていたオカリナで高速プレイをする人がいれば、今まで感心が無かった人達ほど煙に巻かれてしまう。
逆に楽器&音楽に感心がなく「オカリナをやっていない人達」にはほとんど通用しないという。
或いは他の楽器&音楽に携わっていたオカリナを吹かない友人は「ただスケールを高速で上下羅列してるだけじゃん、沢山練習しましたと説明してるようなプレイじゃん」と。
ただこの事は高速奏者本人は自覚している(と思いたい)、そして高速なだけではないもっと「音楽な」オカリナ吹きになろうと日々精進してる(と思いたい)。
もし自覚していないならいづれ廃れると思います。
今のオカリナ販売業者の流れは、悪い意味での芸能界に似ていて、
芸能関係の方達は音楽の耳が肥えている。ならどうして売れてはいるが音楽的に出来損ないを売り出すのでしょうか?
それは「良くても売れない物より出来損ないでも売れる物が金になる。あのこはまあ2〜3年がいいところだけどその間稼がせてもらう。」という。
誤解をする方がいないように断りますが、僕はJポップも好んて聴きますし、大沢さんの オカリナ界の楽器としての価値の底上げをする(オカリナの値段まで底上げしてますが…笑)為の行動力にてついては認めざるおえません。
残念なのは人間とはどうして(自分を含め)「自分のポリシーを否定されると嫌なくせに、人のポリシーは土足で否定する」のだろうか。
まとまりの無い話を失礼しました。書きたいこと他に山ほどあります。今日はこのぐらいで失礼します。
長文失礼しました。
by オカッチャ (2014-06-19 21:16)
大沢氏については散々文句垂れたので、もうおなかいっぱいですよね。
ファンの方々、失礼致しました。(と苦情をもらったわけでもないですが)
まだトリプルがイカロスだった頃、小倉に山野楽器があった頃ですが、オカリナのCDを求めに散策しに来たらこの大沢氏のCDが流れてました。
知ってるオカリナの音色ではない、なんともけたたましいオカリナの悲鳴のような破壊音だらけの荒々しい音色でした。
一般に知るオカリナとは真逆の音を出してる。
この破壊音は今の大沢氏のオカリナからは影を潜めてますが、だってあの爆風息を受け止めてノイズを出させない楽器に出会ってますから。
何を言いたいか?自分は息を変えずに自分の息に合うオカリナを見つけて来ただけで根本的には本人は変わってない。
ただそれだけでした。
(その強弱の息だけでセミナーで指導する。オカリナの種類無視で目の前のご婦人たちに)
以前はやかましいくらいの突き刺さんばかりの高音を発し、下品としかいいようがない騒音だらけだったのが、フォーカリンク主体になってから負圧をコントロール出来るようになりやっと音がまとまって来たのはわかるんですが、それでも吹き込みの高音はやたらうるさい。
、、、ということを自覚したか、去年見た時はその高音域はあまり使わない演奏してました。(場所にもよるでしょうが)そのためか随分聴きやすくはなりましたよ。
聴いてられないくらい雑で荒っぽかったのが随分丁寧に演奏してるのが感じられたのはあるんですけど、かつて揺れる演奏を「恨めしい故郷」実演してた悪態ついてた本人がアクセントとはいえそれをやったのを見て、なんだかなぁ、と思っちゃいました。
演奏の精度は上げて来た。でもただそれだけかな。それ以上はない。
癒しの音色は感じ取ることはなかったな。
by 坊っちゃん^ ^ (2014-06-19 22:34)
ただ、大沢氏ではない別の複数管奏者であまりにきれいに響き渡る音色を発する奏者を見かけました。
使用オカリナはオオサワトリプル漆調のもの。
トリプル嫌いの相方さえも、この人凄いと感激しまくり。
私でさえも完全にノックアウトされちゃったんです。
実はその方に直接聞いてみました。
それは生徒さんにカンターレを持たせているだけに何をやったか、それは納得の発言でした。(第二、第三管を口内容積を増し響かせるように意識してるとのこと。またそれに応える個体を選んだと。でも大沢氏はあれだけの発言したのだからやる資格ないけど!)
トリプルは響かせるのは無理、という原則を完全にぶっ壊してくださった方に本当にありがとうと言いたい!
帰ってみて漆調のダブル(フォーカリンク)試したら、響きが出そうで出ないもどかしい部分があるのは確かではありました。
by 坊っちゃん^ ^ (2014-06-19 22:56)
オオサワトリプル綺麗な音出せますよ。私はTUとTSU持ってましたがノーマルブレスの方は綺麗な音でした。ですが綺麗な音を出すと音が低いのです。強く吹かないとピッチが合わないのです。
頭からバスタオルかぶって吹いたら、強く吹いても綺麗な音でした。
TSUはどうやってもダメでした
もう売ってしまって今は持っていません。1万ちょいのフォーカリンクと10万のオカリナが同じ音なのが我慢できなかったんです。
オオサワトリプルを売ってひぐらしのダブルを買いました。
by pilopilo (2014-08-02 20:16)