オカリナ選びとメーカーの検品姿勢 [オカリナ雑感&How-to]

皆さんの出会いの1本というか...最初に手にされた
オカリナは「何管」だったでしょうか?

お店の方にお伺いすると初心者の方はAC管(アルトC)が
圧倒的に多く、続いてSF(ソプラノC)...との事でした。

各地で開催されているオカリナ教室も同傾向のようですし
メーカーだとやはり「アケタ」と「ナイト」のシェアが大きい
みたい。

量産メーカー品は値段も手頃、地方の楽器店でも気軽に
購入できるので当然の結果だとは思います。

オカリナを長年に渡り普及し続けてきた老舗メーカー
さんにリスペクトの気持ちは当然あるのですが...

今となってはメーカーの製造(検品)クオリティー低下が
初心者を「挫折させる」要因になっている?のではないか
と僕的には憂慮しているのです。

特にAC管ですが高音部のミ、ファが奇麗に出てくれません。
(=掠れてしまう or 風切り音を含み過ぎ)

あと音程が不安定だったり、音色&ボリュームが演奏途中で
変化してしまったり...etc

初心者の方は機種の選び方や、なぜ高音が出ずらいのか
なんて解りませんよね。

楽器は最初の出会いと印象(相性)が大切です。

「オカリナって音程悪いし、いつまでたっても高音がまともに
出やしない...。」

こんな思いを引きずってたら大抵いやになっちゃう(;´д`)トホホ

予備知識が無くて「ハズレ」管を最初に撰んじゃったら...
もー悲劇

そもそもオカリナは量産メーカーであっても手工業に依存
する部分がほとんどなので、どうしても個体差は出てきて
しまうのですが...

肝心なのはメーカーとしての「検品姿勢(力)」じゃないで
しょうか。

「これならばこの世に出せる!」という判断基準をどの
レベルに置くのか...。

ここがメーカーのプライド=生命線だったりするはずです。

ナイトさんは自社開発・製造するようになってから安定した
オカリナを供給されてるように思えます。

その真逆が「アケタ」さん...・゚゚・(×_×)・゚゚・。 ビエーン

「オカリナ・フェア」で計20本ぐらいアケタの各調を
試奏させてもらったのですが...ちょーっと深刻でした。

5C(AC管)に至っては陳列されていた半分以上が
胸に引きつけても高音部が奇麗に出てくれず、かなり
ノイズが混じるのです。

「R」シリーズであっても同じレベル...。
(なぜ高い値段設定をしてるのか理解できません。)

僕はオカリナを自作しないので断言はできませんが
「歌口」の造り込みがケッコウ雑に見えました。
(他メーカーと比較して)

1C、3G、2Fでも高音部の鳴りがよくない
(まともに出ない)機種がかなりあったり...。

こんな状態ですから...

アケタを購入する際は、オカリナ経験者にゼッタイ
同伴してもらった方が良いです。(初心者の方)

お店の担当者も「アケタは個体差が激しいので...仕方
ありません...(;´д`)」みたいなあきらめ対応では
ダメです!

メーカーへキチッとフィードバックし改善を促さないと
いつまでたってもオカリナの楽器としての地位が向上
しません。

こんな事ではいずれ双方が不幸になってしまいますから..。

次回は初心者におすすめのオカリナ(AC管)をズバリ!
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