オカリナ界が成熟できない理由はユーザーサイドにも大いにある! [オカリナ雑感&How-to]

あらためて・・・オカリナは「試奏無くして」自分に合致する個体と
出会うことはできません。

通販等で「弱息仕様」と記載されてあっても、あくまでそのお店の
担当者が試奏したときの感覚です。

「目安程度」と考えておくべきでしょう。

そもそも通販やヤフオクで「オカリナ」購入すること自体、大きなリスクを
伴っているということ・・・忘れてはいけません


単にオカリナの経験年数だけでは量れませんが・・・

1つのオカリナに対峙することもなく、チョイ吹きレベルで「オカリナの本質、
特性」など簡単には解りません!

製作者の魂が宿る作品ですから・・・(単なる工業製品じゃない)

過去、基礎スキルも無い、耳年増な(だけ)ユーザーが、自分の対応力や経験
の無さを棚に上げて特定の「オカリナ」に対して、<不良品レッテル>を簡単に
貼って、くさしてしまうケースが多々あったのです。

そんな心ない言動がオカリナ「製作者」のモチベーションをぶちこわして
いきました。

最近は、「試奏無しのリスク」を頭からすっとばして・・・

お店や工房が自分の「息や相性」に合わなかったら「交換して当たり前」と
思っているユーザーが増えています。

ここで、大きな勘違いをしてはいけません!

相性が合わない、息量が合わない・・・? 言うのは簡単です。

自身の「スキルと経験」が足りない故、そのオカリナの特性を掴めない

まずは、そこを疑うべきです!

また、たった1回限り「相性」が合わなかったレベルで、そのオカリナを
全否定、不良品扱いにしてませんか?

一部の工房やテレマンさんなんかは、ほんとうにユーザーに対してきめ細かな
対応をしてくれていると思います。

そのようなサービスが「オカリナ」普及の一助(・・・っていうか、大きな役割)
になっていることは間違いないのですが・・・

それを、「当然!」だと思ってしまうユーザーもケッコウいるわけですね。

「善意に平気であぐらをかく」ユーザーはあれこれ、「息が強過ぎる」、
「トーンホールの指位置が」・・・云々

「サービスの一環なんだから、どんどん主張してあたりまえじゃん」
・・・ってなことで

オカリナ界が成熟できない理由は、ユーザーサイドにも大いにある!

そう強く思う、今日この頃です。
コメント(8) 
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コメント 8

坊っちゃん^ ^

私の場合は、リスクそのものを「自己責任」にして逆に楽しんでるようなとこあるかも(笑)

トリプル管は高価につき、慎重になるのもわからなくはないが、
お店のご厚意に甘えすぎるのも逆の立場を思えば、やはり申し訳ないと思うのが本当のところだと思いますね。

以前、某人気工房に作っていただいたSFのオカリナが思ったよりかなりのパワータイプで、交換しましょうか?と言ってくださったのですが、これはこれで面白いので受け取ります。
ですが、ソフトタイプ再発注してかまいませんか?とやり取りしたことがありましたっけ。

作者としては、この方にはこれが合うかも、と顔を思い浮かべながら選別してるわけですが、それを思うと甘えるわけにはいかないなぁ、と思ったわけです。

せっかくの縁、向き合ってみよう、そう思った。

似たようなことで通販に疲れてインターネット販売をやめた方もいらっしゃるわけですし、いろいろ難しいんですよね。
人と人って。




by 坊っちゃん^ ^ (2014-11-09 00:29) 

オカッチャ

どの楽器ユーザーにも自分の至らない部分を楽器のせいにしてしまうかたはいますが、オカリナは特に楽器ユーザーせいにする人が多いですね、確かに。楽器のせいにするのは簡単だし実際に自分に合う楽器に変えれは本人にとっては良しなのですが、自分が良しとする楽器が良い楽器で他は不良品と判決を下すのはとても傲慢です。そんな輩は半ケツだして公然猥褻罪で掴まればいいかと思います。
「宗次郎は音楽じゃない」という傲慢なかたも然りです。あんたのは音楽なんだよな、本当に?
by オカッチャ (2014-11-09 00:34) 

オカッチャ

すみません、誤字ありました。
「.オカリナは特に楽器ユーザーせいにに〜」
ではなく
「オカリナユーザーは特に楽器のせいにに〜」
が正解です。

坊っちゃんさん。
その考え、僕もかなり近い考えです。
by オカッチャ (2014-11-09 00:38) 

名古屋おかりな

今回の記事を読ませて頂いてかなりガツンと来ました。
ましてや私のブログ記事がそれらを煽るような内容となってしまいました事、痛く反省しおります。

その掲載記事は削除致します。

反省します。
by 名古屋おかりな (2014-11-09 00:54) 

オカッチャ

名古屋オカリナさんへ。

確かに洞察力のない方は名古屋オカリナさんのブログでそうなる方もいるかもしれませんが、僕は名古屋オカリナさんのブログ読んでそんな傲慢さは感じませんでし。
でもね!みんな一度は、あるいは一瞬は楽器のせいにすることはあると思いますよ、ぶっちゃけ。
by オカッチャ (2014-11-09 01:05) 

坊っちゃん^ ^

インターネット販売をやめられた方とお話しさせていただいてたことがあったのですが、

オカリナを「物」という目線で見ている方が多いのだと改めて実感したわけでして。

物であるからして、自分の思っていたオカリナと違うから交換してくれ、ということも多々あるようなんですが、

オカリナというものは不思議なもんで、微妙なもので、「物」というよりも「作品」なんですね。

陶芸家の器が作品であるように、ひとつひとつ神経を注いで作られている点は、陶芸の器、絵画、彫刻と同じように、単純に物としては見れないというか、、、、

物としてしか見られない、作家の落胆といったら計り知れないものがあると、私は感じていました。





ま、オカリナにも作品なのか、工業製品なのかというニュアンスは実は作家、メーカー毎に私は使い分けてはいるんで、工業製品的なものに関してはかなり私は手厳しんですけどね。
by 坊っちゃん^ ^ (2014-11-09 01:57) 

arata

皆様、どうもです
ちょっと語調の強い感じになってしまいました (_ _)
先日、私が懇意にさせていただいているお店から相談を
いただき、ユーザーのクレーム処理に関わらせていた
だいたのです。
私がどう客観的にみても、購入者さんのクレーム内容、
オカリナに対する考えろが歪んだもので・・・
ご理解いただくのにカナリ難儀しました。
ただ、この方・・・僕のブログ愛読者でして、私のオカリナに
対する「表現」を曲解され、クレーム時に「オカリナ・スタイル」
には「・・・このように書かれていたのに、どうしてだ!」
・・・みたいな話しになってしまっていたのです。
この事件は、僕も大いに反省することとなりました。
狭い世界故に、言葉1つ1つ・・・注意しなくてはいけないと
今後のブログ立ち位置を考え直そうと思っています。


by arata (2014-11-09 09:21) 

フリーザ

耳年増になる位ならば、その情熱を少しでも「耳を鍛える」方向へ使って欲しい、と言うのが私の中の結論。

私も裏息概念を知らなかった頃、カンターレは吹きづらい楽器だと認識していた。(今は違う)

だからこそ「裏息・表息」の概念を広めていくきっかけとなった。

ホントはユーザー側からではなく、販売側がそれを認識して売るようにしないといけないんだけれどね。

個人的にはオカリナとのつきあい方はその人の「人間とのつきあい方」と相似形を成していると思う。

苦手な人をこき下ろしたり距離を取ったりするか、何故苦手意識を感じるのか、相手はどんな風に考えているのか、理解する努力をするか、の差。
by フリーザ (2014-11-09 09:37) 

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