複数管オカリナを選択される前に...。 [オカリナ雑感&How-to]

僕は複数管オカリナを保有していた経緯はありますが
今は全く興味がありません。

かといって複数管オカリナを全面否定しているわけでは
ないのです...。

ただ、オカリナ歴の浅い方に間違ってほしくないなーと
思う点はあります。

フルートやサックス奏者が何らかの理由でオカリナ奏者に
転身(若しくは平行)している場合、(大抵がクラシック畑)
複数管を使用して、音域の広い、早いパッセージの曲を
全面に押し出す....それを「売り」にされている場合が多いで
すよね。

圧倒的なテクニックやスピードでインパクトを与えていくという
差別化戦略もあるわけです。

プロであればサバイバルという意味に於いても、それで
いいと思います。

そして、その演奏が感動を与えるものであれば、素直に
賞讃できます。

ここまでは全く否定するつもりはありません。

問題を感じているのは...

「オカリナという楽器の可能性を拡げる、更に越えていくための複数管」と
いう独善的かつ商業主義的な位置づけです。

【鞍替えオカリナ奏者】の知名度を利用して、メーカーや業界が、
割高の複数管を売ろうとするがための見え透いた策略に嫌気が
さすのです。

複数管に興味を持たれている方は...

「なぜ、複数管でならなくてはいけないのか」

「なぜ、10万(近辺)もする。オカリナを選択する必要があるのか」

もう一度冷静に考えていただきたいのです。

正直、趣味の世界であれば個人の好き勝手ですから、どうこう
言える立場ではありません。

しかし、オカリナの縁で知り合った方々が商業主義に乗せられ
高価な複数管を購入し、結果的に全く吹かなくなる、放棄する
ケースを僕は多々見ているのです。

○○さんが複数管で吹いていた、「チゴイネルワイゼン」に
感動した。自分も吹いてみたい。

立派な理由だと思います。

でも、どうでしょう...

バイオリンやフルートのために書かれた曲を複数管オカリナで
演奏する理由はなんでしょうか?

複数管オカリナはそれらの楽器の代替の位置づけなのでしょうか?

表現力や音域の広さを求めるのであれば、フルートなら10万出せば
入門用+αクラスのものは購入できます。

プロ奏者の「差別化」戦略、メーカーの販促戦略を追っかける必要性
は全くありません。

オカリナという楽器は音域が狭いことは確かです。
ハンドメイドということもあり、個体差も多いし、色んな意味で未成熟...。

僕はそんな...ある意味、楽器としては不自由極まりないはずのオカリナを
愛してしまった一人です。

教育メソッドもしっかり確立され、成熟しきった楽器はこの世に
沢山、存在します。

その中で、なぜオカリナを撰ぶのでしょう.?

オカリナの魅力ってなんでしょう?

皆さんはいかがですか....?
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さおり

arata さん…こんにちは!(*^^*)
オカリナの魅力は…
実は…私はオカリナに触れたことがありません。
演奏したこともありません。
こんな私が・・・
コメントをする…変ですか?

オカリナを愛するarata さんは本当に素敵ですよね?
arata さんの本心がしっかりと伝わります。
私はオカリナの事はあまり良く分かりません。
オカリナの魅力だけはarata さんのブログから伝わります。

私はオカリナは人間の顔に見えてきます。
オカリナの表情や形がなんだか癒されますね?
オカリナには影があります。
人間の心と同じ影があります。
私には強い私と弱い私がいます。
オカリナにも人間と同じ感情がありますね?
オカリナに心からの愛情を伝えて愛することで素晴らしい音色が…
arata さんの演奏するオカリナは沢山の人の心が癒されていると思いますよ?

オカリナが色んな意味で未成熟であったとしても、arata さんの愛で素晴らしい音色を届けて下さいね?

arata さんのオカリナで元気を届けて下さいね。(^o^)/~~


by さおり (2013-06-17 17:19) 

miyakeroro

arataさん、コンニチハ。
私は(オカ・リーナ : 可愛らしいガチョウ)という名前は、複数管には似合わない様な気がします。

○○さんや△△さんというプロの複数管の演奏を聞いたことがあります。
超テク&情熱のほとばしる演奏でしたが、チョット私好みではありませんでした。
オカリナらしさ(?)を感じないというか・・・

私の好きな"オカリナの風景"は・・・
大きな木の枝に座って「ポ~」と吹いている光景です。
「ピ~」ではなくて「ポ~ 」のオカリナの音が好きです(^o^)。

あるホームページで複数管は、
「低い管と高い管で音色が繋がらない」
「難しくて演奏どころではない」
「それでも良ければ複数管をどうぞ」
というようなことが書いてありました。

でも・・・一番上の「ソ」や一番下の「ソ」が欲しい時も有ります。
「ポ~」と鳴って「ソ」の音の出るオカリナに出会いたいです。お手軽な価格で・・・。
でも・・・「ポ~」も「ソ」も欲求を満たした私の姿を想像すると・・・見ていられないカモ・・・。
by miyakeroro (2013-06-17 19:36) 

坊っちゃん(^^)

実を言うと、私の場合、複数管か単数管かという目線ではないんです。
その辺はarataさんも気付かれてるようなので割愛しますけど、
単数管も結構な数が複数管寄りの吹奏感を感じたりしていて、その系の単管さえも離れたひとりですね。

私もどことなく不器用に見える多勢の中に少数派になる一部の単管を愛してしまったひとりです。

私の意識の転換点はカンターレでの気付きから始まり、ピエタで本気になり、同じように業界について、怒りに似た感情を抱えてきました。

皮肉にもその代表格にあたる奏者はカンターレ出身のはずなのに、セミナーで聞く限りカンターレ系の息を全否定されてるようなので。

私の怒りの本質の一部はそこからきています。
by 坊っちゃん(^^) (2013-06-17 19:46) 

arata

さおりさん こんにちは
オカリナという楽器は演奏者の心や気持ちを
ストレートに紡ぎ出していく不思議な力を
持っていると思います。さおりさんがおっしゃられて
いるように感情、魂が宿っている...そんな楽器かも
しれません。まだ人としてできそこないの僕ですが
暖かさ、癒やしが伝わるような演奏ができるように
日々を歩みたいと思っています。また感じることが
ありましたらコメントください。宜しくお願いします!
by arata (2013-06-19 10:44) 

arata

miyakeroro さん どうもです!
miyakeroro さんも、単管のボーっていう
素朴なホンワカ癒し系の方が馴染むのですね。
吹きたい曲の最高音や最低音がネックになった
場合、思い切って楽譜的にアレンジしたり、その音を
自然な形で飛ばしたりすることもありかなー...って
個人的には思っています。楽譜忠実にというよりも、
僕はオカリナの良さを引き出すことを頭に置いています。
だから大胆に曲をアレンジしちゃうことが多いです。



by arata (2013-06-19 10:55) 

arata

坊っちゃんさん こんにちは
「オカリナ道」先輩の坊っちゃんさんの方向性や
思いを簡単に「理解できてます...」なんて、とても
じゃないけどおこがましくて言えませんが...

ある意味僕たちは?狭い世界での、更に少数派として
感じている部分が多々あるのかなーと...。

坊っちゃんとのコミュニケーションから、目から鱗系も
あれば、知ること、学ぶことがほんとうに多いです。

 m(__)m 感謝です!

それにしても、元カンターレ奏者の変貌ぶりは...なんか、
....怒りというか、僕は寂しさを覚えてしまいます
by arata (2013-06-19 11:08) 

八代 翔

私もそう思います。
オカリナ世界の中で鞍替え走者が自らを差別化するために、逆にオカリナそのものを他の楽器と差別化できなくなる―そんなパラドックスが生じているように思います。
オカリナを金のなる木とも、逃げ道とも設定して欲しくない。
世知辛い世の中であることはわかっていますが、せめて芸術だけは、純粋にそれを愛するひとたちに支えられ、進化していくものであって欲しいと思います。
by 八代 翔 (2013-06-19 16:24) 

八代 翔

ごめんなさい。重複しました。
by 八代 翔 (2013-06-19 16:30) 

arata

八代さん ごめんなさい
間違ってコメント消してしました。
申し訳ないです (_ _)
by arata (2013-06-19 16:49) 

arata

八代さん コメントありがとうございます。
八代さんもそう思われますか...。
オカリナの世界に限らず、人が集えば同じような
醜さが同居し始めますよね。
オカリナという楽器が持つ純粋性とのコントラストが
激しすぎて、寂しくなることもあります。
by arata (2013-06-19 19:17) 

arata

坊っちゃんさん コメントありがとうございます。
一応、コメント消しときました。
また、どこかの機会で聞かせてくださいませ、ませ、ませ!
by arata (2013-06-19 19:19) 

坊っちゃん(^^)

気遣いありがとうございます^^;

この世界もグレーに濁っていくのを見ているのは耐えられませんね。

純粋に音色で勝負できる奏者が現れてくれることを願ってやみません。
by 坊っちゃん(^^) (2013-06-19 19:29) 

arata

坊っちゃんさん 
僕も...ファイト~1発! 音色~1発!
で挑んでみます~・

by arata (2013-06-19 20:04) 

junk

arataさん こんにちわ
いつも勉強させていただいています。
ありがとうございます。

複数管の件ですが、かく言う私もarataさんご指摘のように高価なトリプルを買ったひとりです。
そもそも、オカリナなんて何にも知らない一昨年、まだ始めて間もない頃に複数管というのがあることを知りまして、音域が広いならそれにこしたことはないなあと単純に思い、最初に買ったオカリナがダブル管でした。

今に思えば怖いもの知らずというか(-_-;)無謀極まりないというか(~_~)

大沢さんのBREATH時代の演奏に圧倒され、これがオカリナ?すごい!

とまあ、こんなことを思いながらも、今はすっかり複数管も吹かなくなりまして・・・<m(__)m>

ただ、イカロスだけは自分の中で別物扱いしています。
それは複数管という捉え方とはちょっと違う思いがあるからかなあ・・・。
音色が好きなんだと思います。
イカロスは製作者の方も言われてるように、左管のレが出にくいと。
確かにそうなんですが、そんなことを超越してもあの音色には他にないものを感じています。

私は今はオカリナの音の質といいますか、・・・う~ん、響き、哀愁感、いわゆるオカリナの音色そのものにこだわっている自分がいます。

多分、それは「悠」との出会い、そして「ピエタ」との出会いからでしょうか。オカリナに対する自分の思いが変わっていったように思います。

クラシック管楽器系のオカリナ奏者の方のCDも何枚か聴きましたが、見事な演奏に選曲、だけど感銘はありませんでした。
私が昨年1年間習った先生も管楽器の副科としてオカリナを教えていて、演奏はきれいですが・・・正直心に響くものは感じませんでした。

また、某クラシック系の先生は「未熟なオカリナを複数管で芸術のレベルに引き上げたい」と言われていましたが、そもそもオカリナ自体を未熟と決め付けていること自体に違和感を覚えます。

その方は何を以って「芸術」、また「未熟」と判断されているのか・・・。
オカリナを教え、吹くことを仕事にしていながらも、どこかオカリナを見下しているような気がしてなりません。

かく言う私も最初の頃、宗次郎さんを聴いてあまりピンときませんでした。が、今年になってあらためて「天空のオリオン」を聴いてみて思ったのです。

今更ですが、この人はオカリナのための曲を作り、演奏しているんだと。
わかりきったようなことが私自身何もわかってなかったように思いました。

今、私は事情があって複数管を練習していますが、・・・割り切るしかなくて悪戦苦闘しています(-_-;)

オカリナは他の楽器の代替品ではありません。
オカリナはまさしくオカリナであって、オカリナ以外の何者でもないと思っています。

クラシック系の奏者の方には一度、本来の楽器や御自分のレパートリーを離れていただいてオカリナのための曲を作って演奏してみてほしいと思っています。
そうしたら・・・どんな曲ができるのでしょうねえ。



by junk (2013-06-20 13:57) 

坊っちゃん(^^)

junkさん。私と同じようなオカリナの感じ方で気が付き始めてるんですね。

私も今の複数管の疑問に似たようなものでおやっと思うことがあり今に至ります。

そのきっかけがカンターレ4Cでした。

それまでのカンターレは息を普通に入れても奇妙なノイズが混ざりキレイな音とは程遠かったのですが、セオリー無視で無意識に遊び吹きしているうちに今まで聞いたこと無いクリアな拡がりある音色が出たんです。

息の入れ方を変えたら音が変わる?そういうオカリナなのかこれは?とその音のツボを探し始め、それをつかんだ後に所有していた亜音、アケタ、木村、ナイト、ピエタ、ほかあらゆるオカリナに見つけた息を流して見たんです。

実はカンターレのような息による音の変化を確認したオカリナは所有していたオカリナではピエタだけだったのです。

で、面白いことに亜音だけは、意地でも音に変化を与えないぞ!という踏ん張りというか、その違いに唖然としたというか。

ちなみに亜音旧エルとピエタのACって並べると管の形状は瓜二つなんです。
まるで二卵性双生児。

音に変化を与えることが出来る理由とは何なのか、そのメリットデメリットをきめ細かく精査して、出した結論は歌口そのものでした。

歌口が丸とかしずくとか三角とかの見た目以外の理由でした。


これらの違いに気が付いてから、より拡がりある音色を求め、吹きやすいだけのオカリナから離れ、息そのものを追求するようになった。

それが今の私につながります。

ピエタに気が付いた。それはまさしくその当時の私そのものです。

by 坊っちゃん(^^) (2013-06-21 20:47) 

坊っちゃん(^^)

連投失礼します。

その音の変化のツボは、口元に息の支点があるか、口腔内に支点があるか、喉元に支点があるかで全く変わってきます。

それが可能なのが、カンターレや、ピエタ、無有、最近わかったおがわオカリーナもそのグループです。またソプラノ管に限りSORAのオカリナでもそれが可能なものを作り始めています。(ACは従来の一般的息の価値観。)

それ以外の著名なオカリナには音の変化のツボが浅いか掴み辛いかないものでしたので。

こういうオカリナのジャンル分けはあっていいと思うくらいで、また口腔内を変えて音が変わるわけない!と断言される奏者の言葉を覆すオカリナたちです。
by 坊っちゃん(^^) (2013-06-21 21:06) 

junk

坊っちゃんさん こんばんわ
そして 初めまして ごあいさつ遅れましてすみません。

私はまだ息の使い方が十分把握出来切れていない状態だと思いますが、なんて言いますか…口先で吹く感じ…と、そうではなくて例えば声楽みたいな喉を開けると言うのでしょうか…

この二通りで違いがあるような気がしています。

で、ここからはあくまでも私の推測ですが、…

宗次郎さんのオカリナって吹き口がまん丸で結構大きいですか?写真で見る限りそんなふうに見えるのですが。

似たような傾向をピエタに感じます。カンターレはカンターレで吹き口がやたら大きいです(ウインドウエイ入口はそうでもないのですが)

これらのオカリナって、口を「オ」と発音するみたいに喉を開き気味にしないと吹けないような感じがするのですが、どうなんでしょう…?
敢えてそういうふうに作られてるのかなあ?と思ったりしています。

でも、soraはまったく違いますし・・・う~ん?
すみません、まだまだ修行が足りません。

ただ、先日オークションで落札したマエストロのラリーゴが息の使い方で音が全然変わることを知りました。
なんて言いますか、とても哀愁感のある響きが風のように遠くへ吹き抜けてゆく…そんな感じの音がする時があるのです。
決して大きな音ではないのですが。この音が結構好きです。

あと、話は変わりますが複数管があまりしっくり来ないのは私の持っている漆塗りのトリプルの音色…あんまり好きではないかも^_^;

いわゆるトリプルUを買ったのですが、漆塗りではないNと比較して購入を決めるのに一週間もかかりました。

実は音色的にはNのほうが好きだったのですが、左、中、右管の音色にばらつきがあって、結局バランスのいいUにしたのですが、今思えばやはりNのほうがまだオカリナらしさがあってよかったかな?なんて思っています。

もひとつ、アトリエハナって亜音と同じ歌口ですよね。
さくらやアウロスもそうですが。
私は亜音を持っていませんが、ひょっとしたら似た傾向かなと…推測しています。下から上までまったく同じ息使いで安定した音が出ます。上のミファもきれいに出ます。

が、音にどこか抜けきれない抵抗感を感じました。
私にはちょっとストレス…かなと思っています。

ま、それにしても、実は自分自身がオカリナでどんな曲をを吹きたいのかがよくわからないでいます。

オカリナの音色そのものが自分の口元から発する…まるで自分の声の分身みたいに。そんな感触が好きなのかもしれません。
自分で吹いて心のどこかで自分が癒されてる…感じかもしれません。

だから、いろんなオカリナに出会いたくなるのだと思います。

いやいや、やはり練習しないといけません(`´)。
オカリナ貧乏になってしまっては…(-_-;)

これからも宜しくお願いします。

by junk (2013-06-22 00:32) 

junk

すみません。私も連投失礼します。

複数管の低い管と高い管の音質の違いですが、この高価なOトリプルでもそれはあります。
同じ台湾のT社はもっとその差があります。

で、私は旧プリマのT14Cを持っています。
あの複数管は独特でして最低音がソが出るのと運指がかなり違います。
で、トーンホールが結構大きいです。指がズボっと入るくらいに。

ただ、これも私の素人推測ですが、左管と右管の音質の差が比較的少ないように思いました。
なんでかなあ?と考えたのですが【間違ってたらごめんなさい】…

左管と右管の歌口の大きさの差が比較的少ない。ボディーの大きさの割に左管の歌口が結構小さいです。ま、最低音をソにするにはそうなるのか…。

あと、これは関係ないかもしれませんが…他社の複数管のように明らかに低いオカリナと高いオカリナをくっつけたような形状ではなくて、複数管とは言え、まるでひとつのオカリナのような形状だと感じています。
とても重いです(-_-;)

特に右管【高い管】の音に複数管独特の甲高い音質ではなくて、高いのにふくよかな暖かい音がします。

このプリマのダブル管、音はほんとうに柔らかくて温かみがあって好きです。

ただ、いかんせん残念ながら吹きにくい。
特に管の移行は…とてもできたものではないですが、なんか惜しいなあと思いました。
でも、これをあの時代に作っていた明田川さんて人はやはりすごいと思いました。

以上、私の勝手な推測論として聞き流してくださいm(__)m


by junk (2013-06-22 00:52) 

坊っちゃん(^^)

junkさん。

>これらのオカリナって、口を「オ」と発音するみたいに喉を開き気味にしないと吹けないような感じがするのですが、どうなんでしょう…?
>敢えてそういうふうに作られてるのかなあ?と思ったりしています。

ほぼ間違いないと思います。
そういう息を入れながら製作されていると思います。

特にカンターレはやり過ぎなほど極端にそう振っているような気がしました。
ある意味息の制限があり不自由なため、元カンターレ奏者は思いきり息を預けられる今の流れに繋がるオカリナとの出会いに心が折れる程の衝撃を受けた気がしています。メンツを潰された?それであれほどまでに息質否定を頑なに提唱してるのではと、そう考えると合点がいく。あくまでもそうではないかという推測でしかありませんが。カンターレの標準モデルに至っては無造作な息はご法度と言わんばかりですからどうにも引っかかるんです。オカリナの息に制限など要らないと思いたくなるような気持ちが伝わるんです。

話は戻ります。

そういうメンツとかの意識のなかった私は自由でした。

最初は違う息でできないかと、あ、い、う、え、お、か、き、く、け、こ、、、、、、わ、を、ん(は無理として)あらゆる息で傾向を読み取ることをしていて、ピックアップ。どのへんから息がかかるのかなと支点を意識して結論はタンギングしやすいものだけを選ぶとタ行、やや困難ながら選んだラ行の二つのツーツー、トゥートゥー、ルールー、ターター、ラーラー、トートー、ローロー、ロォーロォーなど、さまざまな息の探りをしてました。

オペラ歌手ばりの声を出してる時、どの変に息の支点があるんだろとか実験をしてましたね。

支点という表現に辿りつくにはずいぶんと時間がかかりましたけど、
確かに音の円やかさの差異、深さ浅さ、実感出来るもの出来ないものとがあるというのは大きな発見でした。

ただ、あまりに深い息を使おうとするとタンギングが甘くなるなど問題も露出するので、深い息を意識しつつもタンギングが甘くならないよう熟練を要しました。(未だにやや甘いかもしれません。)


この息に取り組むにつれ、特に宗次郎を目指したわけでも、意識したわけでもありませんが、宗次郎に似ている響きとプロの人から言われることも出てきたんです。

ひょっとして、宗次郎に憧れてオカリナ始めた方は息だけではなく根本のオカリナ選びからズレているのではと。

ソルジェンテなどのクリアな音色のオカリナは人気ですが、音色の深さを求めるための息の制限を要求するオカリナではないためか、全体的に息の深さを要求してこないオカリナは音はクリアだけどなんか平べったくという流れが出来ている気がしてならないんです。
by 坊っちゃん(^^) (2013-06-22 01:23) 

坊っちゃん(^^)

SORAのオカリナについては未だになんていっていいかわかりません。
先に挙げたオカリナは「オ」系の喉元息で本領を発揮するオカリナで、SORAは製作者自身が「オ」に転換する過渡期に入ってます。ただ、まだ「オ」系の息を吹きいれる本人自身が標準化してる様子はまだ見えません。オカリナに合わせ息を変えられる程度です。
今年の春までは私は意見しておらず、構造オーダーのみに留めてましたので、junkさんが所有のオカリナは一般のオカリナと息質の差異があまり見られないと思います。

5月6月あたりからソプラノに限り音に拡がりが出せると構造的な理解を受け取って構造変更を始めているため変化をしていると思います。

なぜソプラノに限定したのか、ACではやめたのかは(ACはACで5月6月から変化してますが逆に吹きやすいほうに振ってます。)ACは誰でもとっつきやすい性質にするため一般受けしやすいものにしたそうで、ソプラノは多少気難しい性質になっても初心者が使えないオカリナになりにくいのもあり構造差別化してるそうです。

ただ、調律は息のコンセプトが私とは違うため、作っていただいたものを私がそのまま使うことはほぼありませんでした。
例えるなら車のABSがサーキットを攻めるの邪魔だからABSカットして、コンピュータのROM書き換えて、足回り組換えて、というくらい変えてしまいます。それをまたお返しし、それを基準に新しく設計を変えているのが今の流れかなと思います。



by 坊っちゃん(^^) (2013-06-22 01:56) 

坊っちゃん(^^)

>先日オークションで落札したマエストロのラリーゴが息の使い方で音が全然変わることを知りました。
なんて言いますか、とても哀愁感のある響きが風のように遠くへ吹き抜けてゆく…そんな感じの音がする時があるのです。
決して大きな音ではないのですが。この音が結構好きです。

junkさん。いいこと目をつけましたね。
実はラリーゴ=T-3Gは時々そういう個体が見受けられるんです。
で、実はとある加工をすることで音色可変の深度を変えられます。

これもカンターレとピエタの構造をヒントにしました。

少なくとも5月6月以降のものはSORAのSGは音色可変改造後のラリーゴをベースに構造指定で作られ、その試作品をさらに改造し送り返しのやりとりで今の形に生まれ変わっています。

ただ、なかなか完成時に工房に足を運べないので、その品質を維持しているかは再確認したいですが、少なくともSG発展でお願いしたSFは私好みに作っていただいてたので、深い音は出せると思ってます。

参考個体がラリーゴベースですから倍音もバッチリ出てくれますよ。

by 坊っちゃん(^^) (2013-06-22 02:17) 

坊っちゃん(^^)

連投続きすみません。

arataさん


今までのやりとりで、複数管否定派と思われるかもしれないんですが、実は複数管であの息が使えるかどうか、調べたいオカリナがあるんです。

女性向き初心者向きに作られたという新型トリプルのオオサワtiとカンターレも複数管を出すようでして。

複数管でも、あの音は可能か?ってのがあれば複数管を始めるかもしれません。言い換えればあの息が使えないから複数管をやめてるんです。
ですのでjunkさんがイカロスに惹かれるという意味も実はなんとなくぼんやりとわかるような気がします。



by 坊っちゃん(^^) (2013-06-22 10:05) 

junk

う~ん、坊ちゃんさんは奥深いですね。
すごいです。
オカリナ初級者の私には、とてもとてもそこまでわかっていないレベルです。

ただ、新しいオカリナを手に入れますと、その歌口やらトーンホールの作りこみとか内部の凸凹がどうしても気になってしまうのです。

いじって駄目にしたオカリナも何本かありますが、10穴しかなくて、しかもどう吹いてもドレミファソまでしか鳴らない某ヨーロッパの名も知れぬSFのオカリナを強引に12穴にして、下のラ(レ)からきっちり上のファ(B♭)まで音が出るようにしたものもあります。
あまりやってはいけないと思いつつも・・・つい気になってしまいます。
少し自重しなくてはと思っています。

ソルジェンテはまだ「優」シリーズがあったころのSF管を持っています。
レッスンではみんなヤマハのSFを使っておられたのですが、私だけフォーカリンクのSFを使っていました。
ただ、もう少し息がやさしく吹けるものがあればと思い、以前から気になっていたソルジェンテを買いましたが、それはそれはとても澄んだきれいな音でびっくりしました。
でも、あまり使うことはありません。

>ソルジェンテなどのクリアな音色のオカリナは人気ですが、音色の深さを求めるための息の制限を要求するオカリナではないためか、全体的に息の深さを要求してこないオカリナは音はクリアだけどなんか平べったくという流れが出来ている気がしてならないんです

実はまったく同じことを感じました。音が薄い・・・というのでしょうか。
どこかオカリナを感じさせないものがあるのです。
吹きやすいし、ピッチは正確、音はとても澄んでいるのに・・・何か惹かれるものを感じないのです。まあ、このあたりは個人の嗜好性もありますから何ともいえませんが・・・。

似たような感触を「土心」のSFに感じました。
吹き口や歌口周りや作りこみがどことなくソルジェンテに似ている気がします。
が、ソルジェンテより個体そのものが薄い。
その分、更に軽い独特の音を感じます。
(今は多分設計が変わっているかもしれません。)

でも、オカリナってほんとうに不思議ですね。
こうやって考えていますと、オカリナだからこそ製作者の意図、奏者の思いがずれたり、合ったり、吹き方も様々だったり・・・。
そんな面がありますね。
実はいろんなオカリナにさ迷っている自分をどこか楽しんでいる・・・そんなことを思わせる楽器でもあるのかなと、そう思っています。

こんな楽器ってほかにあるんでしょうか。

深いです。



by junk (2013-06-22 10:35) 

junk

すみません。またまた連投です。
arataさん、ごめんなさい。

坊ちゃんさん、TIは私も試奏しましたが、とても優しい息で吹けます。
が、とりあえず見送りました。
実は以前にも書きましたが、従来のOOSAWA複数管もこの春頃からマイナーチェンジされて優しい息で吹けるタイプに変っているらしいです。

まあ、どちらにしろ高価な楽器なので(^_^;)今はとりあえず一旦置きました。

カンターレの複数管は確か「デュアル」という名前だと思います。
今年の初め頃に直接問い合わせましたが、カンターレさんのお話では一般販売はまだまだ先のこととのことでした。
で、昨年佐藤一美さんの大阪でのライブで試作品を吹かれていたのを聴きました。

アルバムの中でも聴くことができます。
彼女のオリジナル曲「SORAE」はこの複数管を使っていますね。
youtubeでも聴けます。

話はそれてしまいますが、アルバムの中では一番素直に聴ける曲でした。

私は、楽器って、どんな曲を演奏するのか・・・つまり選曲ってとても大切だと思っています。
その楽器を生かすも殺すも曲次第・・・かなとも思うのですが。

クラシック系のプロのオカリナ奏者の方には一旦クラシックから離れて、ぜひとも全曲オリジナルのアルバムを作ってほしいと思っています。
by junk (2013-06-22 11:06) 

坊っちゃん(^^)

junkさん。
土心ですか。あのオカリナはベストなものだとカンターレ寄りの息で悠みたいな哀愁が悠よりも物凄いんです。ただ調律があまりに甘いためチューニング前提でないと購入しません。
ただ、運良く選別出来た場合のみで今通販で入手可能なものは在庫品の「出がらし」とも言える個体でしたのでオススメ出来るものではないです。

ただ、基本的に口元息を使わないオカリナなのは確かで私が持つものはソルジェンテとは異質。かなりカンターレです。ただ音は悠をさらに深く柔らかくした感じがします。

悠は息喰いなので個人的にはもったいないなと思うのですが、あれだけの息を使ってあの哀愁感なのでやはりすごいオカリナだなと実感する面はありますが、最近見た個体はそこまではない感じがします。ちょっと構造簡略の雰囲気が出てるからなのかな。


様々な方の演奏やCDを聴くと、この音がどっちよりの息を使っているかだんだん判別出来るようになりますよ。

参考までに


Ocarina 善久(Zenkyu) .wmv
http://youtu.be/tX7sssqUEXw

この方の情報探しましたらやはりカンターレでした。
個人的には佐藤さん以上にカンターレの深い音色を表現出来る奏者ではないかとすごく着目している段階なのです。




参考音源として、


Ocarina 善久(Zenkyu) .wmv
http://youtu.be/tX7sssqUEXw


by 坊っちゃん(^^) (2013-06-22 12:37) 

junk

坊ちゃんさん 情報ありがとうございます。

土心、そうでしたか・・・。
もう少し、取り組んでみます。

悠は茨木さんが「通りゃんせ幻想曲」で吹いておられるのをYuotubeで何度か繰り返し聴きました。話では茨木さん用にチューニングされてるとか。

確かに使う息が下と上であまりにも違って・・・。
正直吹きこなせてません(__)
でも、あの哀愁感に一時期はまりました。今も好きですよ。

悠もまた挑戦してみます。

善久さん、聴きました。
佐藤さんもアベマリアを演奏されてますが、確かに佐藤さんとは違いますね。

いろいろ聴いてみます。

ありがとうございます。
by junk (2013-06-22 13:15) 

arata

坊っちゃんさん、junkさん
実体験に基づいた貴重な情報、オカリナに対する
熱い思いをコメントしていただき感謝です。
ここに記された内容はオカリナファンにとって
めっちゃ、有益だと思います!

by arata (2013-06-24 23:43) 

坊っちゃん(^^)

junkさん

追伸。

行きつけの工房に行きましたら、AC専用にしていたはずの構造がソプラノまで採用されていたため結果息のかかりが浅くなってました。


二本ほど持ち帰り、深い息をかけるにも基本構造が浅く、深い響きの音色のツボにかかりにくい。

一本だけは内部を削り込む事で深いチューニングに出来たのですが、、、、


すみません。前言撤回します。

by 坊っちゃん(^^) (2013-06-26 00:17) 

お名前(必須)

junkさん

追伸。

行きつけの工房に行きましたら、AC専用にしていたはずの構造がソプラノまで採用されていたため結果息のかかりが浅くなってました。


二本ほど持ち帰り、深い息をかけるにも基本構造が浅く、深い響きの音色のツボにかかりにくい。

一本だけは内部を削り込む事で深いチューニングに出来たのですが、、、、


すみません。前言撤回します。

by お名前(必須) (2013-06-26 00:17) 

junk

坊ちゃんさん こんにちわ

すみません。soraSCに関して新たに情報いただいていましたのに気がつきませんで<m(__)m>

私がsoraのSCとSGを購入いたしましたのは5月末です。
坊ちゃんさんの言われる深い響きが自分で把握できてるかどうか・・・自分ではなかなかつかめなくて、まだまだ修行が足りません。

ただ、SCなんですが販売店では高音をやさし息で吹くようにと説明されていましたが、やさしく吹くと最近異音が混じるのです。
(買ったころはそうでもなかったのですが・・・。)
で、逆に強い息で吹きますと結構ボリュームのある響きでしっかり鳴ってくれます。

もともと、私はSC管のピーっという高音がどちらかというと苦手です。
(右耳は高音が聞き取れないせいもあるかもしれません。ドラムのハイハットの音は右耳では聞き取れません)

それで、高音でも比較的やわらかくふくよかな音が出るものを探してはいます。

私の購入したものが坊ちゃんさんが言われる深い息を使えるものかどうか・・・う~ん、もう少しやってみますね。
それにしてもあの異音が気になります(ーー;)

何かお気づきのことがあればアドバイスいただければうれしく思います。
by junk (2013-06-30 10:56) 

坊っちゃん(^^)

junkさん。個体差はあるので文面ではなんとも言い難いですが、SCは基本的にあまりノイズが入らないんですが、時々息の量を制限してくるものは個体差の範囲ではありますね。

低圧でもノイズが入らないものが理想ではあるんですが。

内部のどこかに空気を震わし風を乱すノイズの原因があるんでしょうけど、、、
もはや空力学の世界です(笑)
車のチューニングと同じで風を乱しそうな余計な凸凹は取っ払ったほうがだいたいは音にプラスになります。
ただその際に狂った調律は改めて見直すことにはなりますが。

調律はやや甘い傾向にあるように思えます。






by 坊っちゃん(^^) (2013-07-01 00:38) 

坊っちゃん(^^)

junkさん。製作個体差は結構あるので文面ではなんとも言い難いですが、SCは基本的にあまりノイズが入らないんですが、時々息の量を制限してくるものは個体差の範囲ではありますね。

低圧でもノイズが入らないものが理想ではあるんですが。

内部のどこかに空気を震わし風を乱すノイズの原因があるんでしょうけど、、、
もはや空力学の世界です(笑)
車のチューニングと同じで風を乱しそうな余計な凸凹は取っ払ったほうがだいたいは音にプラスになります。
ただその際に狂った調律は改めて見直すことにはなりますが。

調律はやや甘い傾向にあるように思えます。






by 坊っちゃん(^^) (2013-07-01 00:41) 

junk

坊ちゃんさん 
アドバイスありがとうございます。

そうですね。私もオカリナ内部の凸凹はとても気になります。
例えば、張り合わせの余分なドベがはみ出しているのなんかは大丈夫なのかなあとか・・・ですね。

ただ、あまり削りすぎると内腔は大きくなるのでピッチが下がることが考えられますよね。
ちょっと、よく見てみます。

ありがとうございます。
by junk (2013-07-01 10:28) 

坊っちゃん(^^)

削り込むことで内管のサイズの変化は微々たるものですね。息の量がファジーですから深く削り過ぎない限りあまり変化には気がつかないかもしれません。それどころかスムーズに入るついつい息が入りすぎるかも。

基本、歌口のサイズは変えない(縦には伸ばすのは若干は可)、鉄則としては歌口の横直径はウインドウェイの横幅を越えないように。
ウインドウェイの出口角はしっかり角を維持し、その断面は滑らかであること。失敗しないやり方としてはこれを守ってください。

ただし、歌口ばかりに気を取られると失敗します。
歌口よりも重要なのはその内部の周辺部、あと指穴のエアの抜けの抵抗物が音を左右しているほうが大きいです。

結果的にトーンホール(指穴)の狂いが出るでしょうから微調整が必要となる事例のほうがあとで気になると思います。


by 坊っちゃん(^^) (2013-07-01 11:11) 

junk

坊ちゃんさん、どうも貴重なアドバイスほんとうにありがとうございます。

オカリナチューニングは試行錯誤ですから、失敗も多いです。
少し自重しないといけませんが・・・。

オークションで落としたオーストリア製のオカリナはウインドウエイの出口幅は一般的なSFとあまり変わらなかったのに歌口の直径はSFにもかかわらず、1cmもありました。普通ACでもだいたい8mmくらいだと思いますが。
まあでも、メナーリオも馬鹿でかいですからヨーロッパ系のオカリナってそういうものかもしれませんね。

で、そのオカリナは10穴で、音も下4音しか出なかったんです。
ピッチも全体にやや低めでしたので思い切って内腔を削りこみ、歌口はパテでウインドウエイの横幅サイズまで小さくしてアケタ式の12穴にしてトーンホールを全体に小さくしたらちゃんと下から上まで全部鳴るようになりました。
ただ、気がつかなかったのですがそのオカリナもメナーリオと同じで高音のミファの指穴位置が逆なんですね(^_^;)
あとで気がつきました。

いろんなことに気づかされます。

今後ともよろしくお願いいたします。
by junk (2013-07-01 11:32) 

坊っちゃん^ ^

6.22コメントより

オオサワTiについて自力で音色確認したんですが、オオサワiについても同じくこれまでのフォーカリンク系と同列の息の反応と判断しました。

このトリプルについては音のこもりが気になり触手が伸びなかったのですが、アニバーサリーモデルは気持ちいい音色ですね。
同じトリプル買うなら少し頑張ってアニバーサリーにしちゃうかも。というくらいでしたけど、初期SNは購入失敗したなぁ。こめかみに血管浮き上がらせて使わなきゃならないし。パワー一辺倒に違和感が。

まだ今の息の価値観に気付く前の話しです。





by 坊っちゃん^ ^ (2013-07-30 12:56) 

pilopilo

久々にコメント失礼します。
複数管、私はダブルまでならいいのではないかと思います。

おとたまにも演奏途中でC管からF管に持ち変えるとか書いてある楽譜がありますが、急いで持ち替えたら割りそうで危ないです。というかムリ!という局面も。そんなときダブルは有効です。持ち替えるより左右移動の方が断然ラクです。
管間の音色差がない複数管も一応あるにはあります。(木製なのでオカリナと呼べるのかわかりませんが)

トリプルは意図しない同時発音の恐れがあって難しいですし、第3管まで必要な曲は少ないですね。

また、高ければそれだけいい音が出るということもなかったですね。高いのはたぶん付属品が豪華だったりブランド料や間でマージンを取る人がいるのが主な理由で、もちろんいい音も出るんですが値段相応ではない(安いものと大して変わらない)ような。

オカリナの魅力は苦労して魂の奥深くに届く音色を見つけることで、土で作られた人間には土でできた笛にしか届けられない深さがある気がします。オカリナは単なる楽器とは違う役割を担うこともできますね。
単なる楽器と捕らえてる人にとっては単なる楽器にもなるでしょうけど。
by pilopilo (2013-08-25 00:47) 

arata

pilopiloさん こんにちは
オカリナ界は色んな意味で未成熟です。
でも、それが型にはまらない自由さに繋がって
いるのかもしれません。
みんなが許容しながら、楽しめたらいいですね!
by arata (2013-08-25 09:53) 

ケロリン星人^ ^

こんなとこに現れたケロ。

今現在、O氏ってイカロス吹いてませんよね。
オオサワオカリナ発売されて間もない当時、セミナーで「ボク、イカロス持ってるんです。」って言った三年前の反応は、「あっ、あ〜〜 ↓ 」という反応。

あれはどういう意味だったのか、妙に引っかかります。

過去の自己の作品を否定される傾向とか、


少なくともイカロスに関しては今の大沢氏を世界に押し上げたオカリナだったはずだけども、そんなことはどうでもいいのかなって思ってしまった。

自分がO氏を受け入れられないのはそういった心の内面を見てしまったことも影響しています。

シングル管を韓国の人の言葉を借りて「まだそんな化石みたいなオカリナ使っているのか?」という発言の言葉からもその気持ちはとても強くなりました。





by ケロリン星人^ ^ (2013-09-13 09:35) 

arata

ケロリン星人どの どうもですw
音楽の世界での汚い話しをケッコウ聞きますが
オカリナの世界もイヨイヨですね。
この世界に「プロ」が認知されたことによって
自分の価値を高めるために恩も忘れ、なりふり
構わず・・・っていうスタンスの方々が増えると
思われます。 しっかりと警鐘を鳴らさねば・・・。
by arata (2013-09-29 21:53) 

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