オカリナの傾向と宮村氏(奏者)の存在意義 [オカリナ雑感&How-to]
この3-4年で多くのオカリナ工房が生まれ、ファンにとっては選択肢が増えている
ある意味「百花繚乱」状況であり、喜ばしいことだ
「オカリナハウス=テレマン楽器」さんの尽力も大きいし、功罪は別として大澤氏のような他楽器(木管&金管)からの転向プレーヤーの活躍もあるだろう
最近、ふと思うことがある
「本来のオカリナの音色、響きって・・どんなだったっけ?」
新進の工房やメーカー系のオカリナは押し並べて安定しているし、高音部も出しやすい
しかし、「音色、響き」の特徴が薄れ、みな『同じ顔』をしているのだ
なぜ、そのような傾向になっていったのか?
推察すると・・
管楽器から転向した演奏者の活躍(露出)と教師(教室)の拡大だと考えている
カルチャースクールや楽器店が主催するオカリナ教室講師は圧倒的にフルート奏者&金管楽器奏者の掛け持ちが多い
所謂、クラシック出身者
何を言いたいかというと、彼らは『息を吹き込む』奏法でオカリナを演奏、指導している
そうなると『吹き込んでも破綻』しないオカリナを必然的に推奨する
ティアーモ、亜音系、フォーカリンク系(管楽器奏者とのコラボ管が多い)等が吹き込みに対応出来る典型的なオカリナだ
息づかいがラフでも安定しているし、誰が吹いても同じ音色(演奏)になる
それは『無機質的』でもある
誤解を恐れずに言う
私は管楽器からの転向奏者を否定するつもりは無いが、オカリナという『いきもの』に近い楽器の特性=『響きを重視』した演奏をされる方は極めて少ない
加えて・・音大出身者はクラシックの難曲、テクニカルな演奏を好む
私はオカリナの『本質的な素晴らしさ+表現』が、そこに存在するとは思えないのだ
生粋なオカリナ奏者というのは数少ない
オカリナという楽器に魅せられて、それを直向きに研究、研鑽し
オカリナでしか表現出来ない響きと音色で魂を揺さぶる演奏をする
例えば、九州の『宮村将広』氏だ
彼の演奏と管楽器(クラシック)ベースの奏者との演奏を比較して聴いてみてほしい
決定的に違うものがある!
それが、私の思いと結論でもある
2021-02-06 17:55
コメント(2)
https://youtu.be/E_6qnolvQtQ
生音 ノーマイクでこれかよ。すごいな。
by 坊っちゃんφ(._.) (2021-02-14 14:18)
https://youtu.be/QBdsUVn7fYo
生音 ノーマイクもう一個。
(部屋の反響つかってそうですね。)
by 坊っちゃんφ(._.) (2021-02-14 14:21)