「さくら工房」オカリナ 雑味の無い素朴さ

AC管オカリナ「行脚」の過程で入手した「さくら工房」
岡崎さん（岡山県）の作品です。（アウロスへのOEM説在り）

巷での評判が高く、予約してから～半年は待たなければ
ならない状況とのこと

高温（1000度）で焼きあげられたボディはご覧の通り
伝統工芸品のような風情



見た目は和的＆素朴ですが、音色的には雑味が無く
とってもクリア、やや細め（ボチューム的に）でしょうか。



所謂、無色透明...素材感とはウラハラなクールさを僕は
感じました。

音程はとても安定しており、高音部もどのような角度で
吹き込んでも綺麗に鳴ってくれます。（初心者にはありがたい？）

ただ、息圧を上げすぎると裏返り安い傾向がありました。

ボディは保持しやすく表面のざらつき加減がすべりどめ
防止にもなり安心感があります。

ただちょっと??なのが、結露現象が起きやすいこと...。

知人が保有してるAC管を含む、計3本を試奏しましたが
寒暖差のあるところで長時間吹くとかなりの確立で音が
掠れてきます。（木製オカリナと同レベル？）

なんとも残念...原因は...(-ω-;)ﾜｶﾗﾝ？

結露現象を除けば、総合的に安定しているオカリナなので
初心者の方にもおすすめはできます。

僕の演奏スタイル、息圧にはやや合わないところがあり、
今ではほとんど出番はありません。（音色的にも...）