響き系オカリナ カンターレ・・・緊急クリニック [オカリナ雑感&How-to]

今日、都内在住のNさん(仮名)から、突然連絡があり・・・

Webで購入したカンターレ「AC」・・・なんと「GR」の
高音が全く出ないので、相談にのってほしい~・・・トノコト

こりゃ、なんとかせねばっ!・・・と思い

もー、緊急でお会いしました。

都内のカラオケ・ルームで・・・持参された「カンターレ」を
試奏させていただき~

うー、確かにやや難解な息質を要求する個体でしたが、僕的には
難なく真っ直ぐの構えで高音、ミ・ファをクリアに響かすことが
できました。

Nさんの息質を分析させていただいたのですが、基本的には裏息を
理解、実行されているように感じました。

それでも、カンターレを吹ききれないのは・・・その「裏息」を
コントロール出来ていないのと、カンターレの特性を把握しきって
いないということ・・・(これは購入されて1週間内なので仕方なし)

カンターレは高音「レ・ミ・ファ」をクリアに出す際に、左脇に
身体を捻って構える「独特の奏法」を推奨してます。
(胸に抱え込むスタイルでも、問題なく高音は出てくれますが・・・)

それを、真っ直ぐの構えで「響かす」には・・・

裏息を注ぎこむ量を段階的に上げながらも、口元では絞りこむ(表現が
難しいのですが・・・)テクニックが必要なのです。

=腹圧を段階的にかけながら、裏息を細く注ぎ込む・・・

そして<同時に喉奧はなるたけ開放>

これ・・・かなーり、ムズカシイです。

このコントロールが出来ると・・・真っ直ぐの構えでカンターレの
高音部をffで響かすことも可能になっちゃう・・・のですが

そこまで、真っ直ぐの構えで吹く必要はありませんので


まずは、カンターレ推奨構え(もしくは「胸に抱え込む」構え)で、
高音を魅力的に響かすことができるよう、訓練をされてみて下さい。

ちなみにNさん・・・

30分ほどのクリニックで(やや左傾下向きの構え)「高音レ・ミ・ファを
しっかり響かせる」コツをナントカ掴んでいただくことができました。

ふ~、よかった~
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