『松本寿和』師匠(無有オカリナ)の思い出(1) [工房系オカリナ]

『松本寿和』師匠(と呼ばせて頂きます)が旅立たれて1年半ほど経つのでしょうか

『寿和』師匠は言わずもがな、火山先生の3弟子(師匠、谷さん、野村さん「宗次郎」)の1人であり、1番弟子でもありました

師匠の旅立ちのショックと後悔で、僕はオカリナを見ること、触る事さえしばらく出来ませんでした

今、ようやく師匠との思い出を語れる・・そんなタイミングなんですね

僕と『寿和』師匠との出会いは9~10年ほど前になります

元々僕は無有(ヒーリング)オカリナのファンであり、ある方のご紹介で群馬県太田市の工房にお邪魔した事がきっかけでした
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その時、師匠はわざわざ車で僕を迎えに来てくれて、なんか嬉しかったな~

無有工房は駅から車で10分ほどのところにあり、その仕事場は、なんか温かみがあって、そして知的な空間でした
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『寿和』師匠はオカリナ界では異色の経歴で、大学を出てNHK(技術系)に入局されてます

安定したサラリーマン生活を投げ打って、火山先生に師事されたわけです

僕はたまたま民放テレビ局の出身で、父親もNHKの報道記者だった事もあり

『寿和』師匠とは、テレビ局時代の話しで大いに盛り上がりました

そんな背景もあり、僕に親近感持ってくれたのかも知れません

いつのまにか月に2〜3回は『寿和』師匠の工房を訪ね、レッスンを含め、様々なオカリナの知識、火山先生との修行時代、業界の変遷等の深いお話しを聞く関係性を持たせて頂けたのです

ところで・・僕は根っからのビジネスマン

感情的なタイプの人よりも、クールで理論的な人の方が相性が良かったりします

しかし『寿和』師匠は決してクール一点張りでは無く、人間的な温かみのある方で、一言で言うと『面倒見の良い、心優しい人』でした

でも、言葉は知的かつ理論的
(そういった意味ではオカリナ界では孤高の存在でした)

この方だったら師事したい! 
その思いが日に日に強くなり・・

そして、その思いを伝える日が遂に来たのです

師匠はその言葉をあっさり受け止めてくれて『じゃあ、オカリナ製作の基本から焼成までの一連の流れを一から経験してみよう!』とニコッと笑いながら言ってくれたのです
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その時は、本当に嬉しかった!!

でも・・、その後、結果的に苦しい葛藤の日々が・・

続きは、また次の機会に!

コメント(1) 

コメント 1

よふこ

お初に失礼します。
松本氏が他界していたことを初めて知りました。
私が初めて手にしたオカリナが、無有のソプラノCでした。
山で吹きたかったので、こぶりなオカリナを選んだまでで、
しばらくの間は”無有”ということも知りませんでした。
その後にアルトCを入手し、今に至っています。
ACのなんともいえない、丸みのある音が気に入っています。
我流かつ趣味で吹いているだけなので自己満足に過ぎませんが、
無有オカリナの1ファンとして、これからも向き合っていきたいです。
by よふこ (2021-03-25 02:04) 

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