『オカリナフェア』の終焉 銀座 山野楽器にて [オカリナ雑感&How-to]

今日は山野楽器 銀座本店のオカリナフェアに足を運んだ。

コロナ禍でもあり制約の多い中、試奏させて頂いた。

あらかじめ電話予約した①ティアーモ 黒陶 大沢(合奏)②ティアーモ 黒陶(ソロ)③クレイトン(土音)蘭モデル ミディアム 漆 ④アケタ RC-5C 一松模様、いずれもAC管の4本だ。

①②のティアーモは良い意味で変わらない安定感で個体のクオリティは良かった。(何も言うこと無し)

③のクレイトン(土音)漆モデルだが、これは予想以上に素晴らしかった。全体的な進化もあると思うが漆の効果はやはり抜群だ。
音色のふくよかさを保ちながら、出音の輪郭がクッキリと出ている。響きも良く高バランスのモデルである。漆塗りの質感も良く、『吹いて、見る』楽しさもある。おすすめのAC管だ!

さて、問題なのは④のやはりアケタだ。試奏管は横浜 ヤマハの個体よりは音色の雑味が少なかったが高音部の強い掠れは酷いものだった。通常モデルより高額なのにも関わらず『このレベル』ではどうしようもない。あらためて『アケタは終わった』と感じた。
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オカリナフェア全体の感想ではあるが、今更ではないが『代わり映えしない〜縮小の一途』ということである。大型楽器店主体のオカリナフェアでは、どうしても『アケタ、ティアーモ』がメインとなる。工房系のオカリナは極めて少ない。

これでは現在のオカリナファンがわざわざ足を運ぶ意味性は薄いだろう。苦肉の策で著名奏者の講座、演奏会の抱き合わせでお茶を濁すのみである。

今後のオカリナ流通に関しては尾崎さんのテレマン楽器『オカリナハウス』のビジネスモデルがヒントであり、主流となるであろう。

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